1人気ままに旅をする

2022年9月15日 18:35

大学1年生の夏休み。私はうきうきしていた。
受験を終え、念願の一人暮らし、親の目や感心からも離れた。
何処で何をしても何も言われない。さて、どうしようか。

かくして、私のほぼノープラン一人旅が決定した。

行先はすぐに決まった。大阪だ。
大阪の国立民族学博物館に行きたかった。というのもその日のTwitterで話題に上がっていたから。
元々歴史好きであるせいか、民族道具がズラッと並んでいる写真を見て行きたくなったのだ。

いざ出発！

目的地が決まり、料金が安いという理由で夜行バスを予約した。
旅行予定日はその2週間後だった。その間、私は何をしていたかと言うと、前日まで何もしていなかった。実家へ帰りのんびりとしていた。母に「明日旅行なんじゃないの？」と言われて初めて荷物をまとめ、あっという間に当日を迎えた。

家族旅行は年一で行く。しかし、全て父が車を出してくれていたし、推し活で遠征したこともなかった私にとって、これが初めての夜行バスだ。
話には聞いていたがなかなか過酷な移動方法だ。
足は伸ばせないし、椅子を倒しても慣れない姿勢では寝ずらい。
大きなトラブルはなかったがどうやら私は合わない側らしい。

夜行バスの中である程度大阪旅行の計画を立てた。
とにかく博物館・美術館を巡ろうという計画、今回の旅のテーマは「美」と名付けた。

上の画像が今回の目的地達だ。国立民族学博物館だけ○が付いていないでしょ？？
調べて見たらなんとその日は定休日だった。まさかすぎて笑ってしまった。当日に知るなんて。。
残念だが民博はまた今度の機会にしよう。次はきちんと調べて。

そんなこんなで大阪に到着✨️
到着時間は朝早いので駅周辺を散策し、その後たまたま目に入ったカフェで時間を過ごした。

自分で言うのもあれだが、おそらく私は箱入り娘だ。実家は決して裕福ではないが、高校までは家から出るのは何か用事がある時だけだったし、塾以外の用事で午後10時以降に家に戻ることもなかった。三兄弟の長女なこともあってか、かなりの“良い子ちゃん”だと自負している。

そんな私なのだが、いきなりの旅行が一人旅だと、なんというか、不安だ。せめて友達と来れば良かったと脳裏にチラついた。
だが、その不安はあっという間に消し飛ぶ。

最初に向かったのが大阪歴史学博物館。私の推しポイントは飛鳥時代などの古代日本の展示が充実してる所だ。特に順路の始めにある内裏の再現が最高だ。中国の歴史ドラマが好きな方には絶対刺さると思っている。

展示後半の大正時代の等身大ジオラマは自分自身がタイムスリップしたかのようだった

次に向かったのはし大阪市立博物館。（丁度、フェルメール展がやっていた。）
その次が堺アルフォンス・ミュシャ館だ。

フェルメールとミュシャ、どちらも大大大好きだ
ミュシャに関して言えばミュシャの絵がプリントされたトートバッグ大学に持っていくくらい好きだ。
行くしかない！！！

行った感想はもちろん、「最高」だ。
行って良かった！！！今回で1番そう思った。
だって美しかったんだもの。

巡るのもそこそこにお腹がすいた。
大阪に行ったらやはり、たこ焼きが食べたい！
本場のたこ焼き、Googleマップを頼りに道に迷いたどり着いたたこ焼き屋さん。

テイクアウトしたたこ焼きは何処で食べようか悩み、近くの公園で食べることにした。
14時を回っておりお昼にしては遅い時間。隣に座ってたおそらく中学生にやたらと見られたのが若干気まずかった。気にせず食べるとやはり美味い✨️

大阪の行きたいスポットは一通り行き尽くしたあと、後は帰りの夜行バスまで待つだけになった。
しかし、問題なのは夜行バスまでの時間だ。丁度良いのが理想なのだが、

「…あと2時間あるんだけど」

今から何処か行くにしても知らない土地だし戻って来れるか不安だ。
だから大阪駅周辺を歩くことにした。
そう思ってるのは自分だけだと知っているが、知らない土地にいる時のアウェー感はやっぱり心地良いものでないし、暑いし、どうしよう。

見慣れた黄色の看板、ロフトだ！！！！
全国展開のチェーン店の安心感半端ない！！しかもロフトは商品を見てるだけで3時間は余裕で潰せるし冷房もある！！
その時の私にとってロフトは天国、パネルのホークスは天使に見えた。
ホークス推しになろうかしら。

ロフトいいたら案の定すぐに夜行バスの時間となった。行きのとはまた少し違ったシステムに戸惑いつつ、自分の夜行バスへ乗った。

いろいろあったが一人旅は結構いやかなり楽しかった。今回は日帰りだったが次回は泊まりでも良さそうだ。

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