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9歳のフィリピン人、華ちゃんから学んだ『思いやりから生まれる手指の消毒』

わたしには、フィリピン人の主人との間に1歳9か月の息子がいる。

2023年年始、約3年ぶりにフィリピンから義理の両親と親戚8人が日本を訪れてくれた。冒頭の9歳のフィリピン人、華ちゃん(日本語版ニックネーム)も義理の妹夫婦に連れられて日本に来てくれた。

この華ちゃんの日本滞在中の素敵な行動で、『清潔のマイルール』はぬりかえられた。わたし自身、コロナ期間が妊婦期間とかぶっていたこともあり、『清潔=自分や家族を守るため』という意識が強かったが、それがどのように変化したか振り返ってみようと思う。

華ちゃんも息子もお互い唯一のいとこ同士
テレビ電話では何度も会話していたが、初めて対面でいとこに会える喜びを隠せない華ちゃんだった。

ある日の夜ごはん中、息子にご飯をたべさせているのをじっと興味深そうに見ていた華ちゃん。『食べさせてみる?』と聞いてみると、とても嬉しそうに首をタテにふってくれた

お茶碗とスプーンを手渡そうとすると、『ちょっと待ってね』と席を立ち、母親のもとに走っていく華ちゃん。どうしたのかなと思ったら、アルコールシートとアルコール消毒液を持ってきて、しっかりと自分の手を消毒してくれている。

私自身はコロナに対して節度のある行動は必要だと思いながら、結構ずぼらなタイプ。お店に入る最に手指の消毒をしているので、全く気にしていなかった。

それがたった9歳の女の子が誰に言われたわけでもないのに、息子のためにしっかりと自分の手を消毒してくれ、32歳のずぼら女はただただ感動してしまった。

華ちゃんの行動の背景をより理解するために、コロナのフィリピンへの影響について、主人に聞いてみた。

フィリピンはコロナ対策が東南アジアのなかでもひと際厳しく、ロックダウンで外出できない期間が非常に長かったようだ。華ちゃんが当初通っていた学校もすべてオンライン授業になったようで、さすがに毎日タブレットで授業を受けるのは難しいということで、『ホームスクーリング』という両親が先生に代わって家庭で授業を行う制度を取り入れている学校に転校するなど、子どもたちの生活への影響も非常に大きかったようだ。また、コロナで命を落としてしまうことも日本よりも身近なことのようだった。

主人からのヒアリング


そんな異国の9歳の女の子が見せてくれた
思いやりから生まれる手指の消毒

冒頭のとおり、わたし自身、コロナ期間が妊婦期間とかぶっていたこともあり、『清潔=自分や家族を守るため』という意識が強かった。

そんなわたしも華ちゃんのように、『ときと空間をともにする人への思いやりの表れ』として、これからの日常に『清潔』を取り入れていきたい。

自分よがりでも
押し付けでもない
思いやりの清潔

これが、フィリピンから来た9歳の華ちゃんが教えてくれたこと。

#清潔のマイルール

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