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あなたが思っている以上の友達

かれこれ、もう何年ぐらいの付き合いでしょうか。

その女性は、最初私の前に現れた時、華奢な、目鼻立ちが整った人でした。私の目から見ても「綺麗な人だな…」と思いました。

性格は、真面目で、男気あふれる人、ハッキリものは言うし、アクティブでミーハー、つまりは陽キャラ!

私は、意志が弱く、優柔不断なわりには、プライドが高い。挙句にオタク気質ときたものだから、私と比べて、とても輝いて見える人でした。

だから最初は接するのが怖かったです。ハッキリ言われるのが嫌で、本当のことを言われるのが嫌で。

でも、今思えば見透かされるのが、怖かったから避けてたんだと思います。
そばにいると、私の嫌なところばかり目立ってしまいそうで。

でも、

色々気にかけてくれる人でした。一生懸命だし、人のことを率先して手伝うし、悩みも真剣に聞いてアドバイスをくれる。

インキャな私にも区別することなく、接してくれました。


そして、なぜかいつも、私の大事な場面で、

欲しい言葉を、欲しいタイミングで、言ってくれる人でした。

転職するかどうかで迷ってるときも「いいじゃん!いい話じゃん!」と、言ってくれ

気になるライブに行くかどうか迷っていたときも、「行けばいいじゃん!私なら行くな!」と、ポンと背中を押す言葉の言える人。


本人は自覚なんて、ないんでしょうが、何気ない言葉で私を励ましてくれる人。
天性の才能なんでしょうか。すごい人です。

優しくしてもらった分、彼女が悩んでいるときは、力になりたいと思いました。私なんか、なんの助けになるのかわかりませんが。
でも、「1000人の敵がいても、私はあなたの味方になる。」そう思わせてくれる人です。

私の中で生まれた強い自分は、彼女の優しさから生まれたものでした。

人に感謝する喜びって、こう言うものなんだと、彼女から学びました。



彼女との毎日は、今では楽しくて安心感のある毎日です。得意なことも、苦手なこともお互いわかるようになり、似たところもあることもわかりました。

前より親近感が湧きます。

距離感がわからず、紆余曲折しましたが、ようやく対等な立場になれた気がします。

でも、でもインキャな私は、彼女とご飯に行った時「私と過ごしてて楽しい?」と、つい聞いてしまいました。

すると彼女は「えーなんで?楽しくないように見えた?楽しかったよ!」
と、言ってくれました。


家につくと一通のメールが、スマホにきてました。彼女からです。

メールを、見るとこう書いてありました

「あなたが思っている以上に、友達だと思ってますからね。」

相変わらず、1番欲しい言葉をくれる人だねあなたは。

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