お子さんの褒めポイント、評価の仕方はいろいろな方法がある話
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今回の記事はお子さんを「褒める」ことについて記述していきたいと思います
記事を購入された方は、質問などがあればコメント欄に書いていただければできる限りお答えさせていただきますm(__)m
なんのために褒めるのか
お子さんを「褒める」のは、それがお子さん自身のモチベーションになるためです
家族に評価された、身近な大人に認められたという経験は、心の成長の上でとても重要です
また、これからの人生の中で、「人から褒められて、モチベーションを維持し続ける」という行動は、他の知識、技術を取り入れるための基礎になります
褒め方がお子さんに伝わっていないと…
「褒める」「評価する」という行動は、お子さんにしっかり伝わっていないと
お子さんの行動のモチベーションにならないことがあります
また、褒めるタイミングや、ご褒美の出し方次第によっては、大人のしてほしいこととは正反対の行動になってしまうため、見極めが難しいこともあります
「こんなに褒めているのに、伝わっていない」と感じるのは、
やり方を間違っているか(例:表情理解が乏しいお子さんに、笑顔で「やったね」と伝える)
自分の希望を優先させている(例:早く移動したいから、お菓子をあげる)
など間違った「評価の仕方」からかもしれません
褒め方の技術紹介
●お子さんの遊び、行動の経過、過程を細かく褒める
例えばブロックを遊びをしているお子さんを過程しましょう
ブロックを作っているお子さんに対して、出来上がってから「かっこいい」「かわいい」
と伝えることもできます。
ここから更に細かく褒めポイントを見つけます。例えば
・選んだブロックの色がいい
・ブロックのつなぎ方が上手い
・座り方もきれい
・この形がすごい
等など。褒めるポイントを本人がしっかり行動している時、過程にしっかり伝えてあげるのが大切です
この評価の仕方は大人が身につくと、大人も目が肥えてきます
個人的に好きな行動の評価は、片付けなどの実況です。
「おーっとブロックが箱の中に吸い込まれているー!」
「ブロックもうれしそうだー!」
と大人が子どもの行動を客観的に、面白く、伝えることで、結果として本人の評価につながります。
●できた実感を感じさせてあげる
玩具を片づけてほしい場面を想定しましょう
ここでは、「片付けができた」ことを評価するだけでなく、
「片づけたこと」で「自分にどんなメリットがあるか」を「具体的に」感じさせてあげることがとても重要です
クレヨンであれば、そろえて入れたことで
「色の配置が分かりやすくなった」
「私も使いやすくなった。ありがとう」
「そろえるときれいに見える」
など、しっかり言葉にして伝えることが大切です。小芝居なんか入れるのも効果的と言えます
そうすることで、本人のできた実感を高め、実行するモチベーションの高まりにつながります
お子さんによってはそのメリットを感じてもらうために、本人が分かりやすく、負担感なく実行できるよう、導く工夫も大切です
(例;クレヨンの片付けのお手本を写真に撮って見える蓋に貼っておく等)
●言葉だけが評価ではない
お子さんの中には、言葉だけの評価だと分かりにくく、それがモチベーションにつながらない子もいます
・言葉だけの評価に限定せず、お子さんが喜ぶ、楽しいものを行うことも評価につながります
・関わり遊びが評価になる子もいます
・シールを貼って集めることが、評価につながる子もいます
・楽しい活動がご褒美になる子もいます
よくABA(応用行動分析)の手法で行われるのが、シールを貯めて、ゴールまで付いたらご褒美というやり方があります。ある意味、視覚的にわかりやすい評価のやり方です
評価の落とし穴
頑張ったご褒美などで評価を伝えすぎると、飽きてしまったり、お子さんも徐々にエスカレートしていき、大人側もつらくなることがあります
そうならないために、本人がどんな評価で満足するかを日常生活の中でリサーチしていく必要があります。
物を買ってあげる、お菓子を渡すという評価方法でこうなるケースが多いです
もし、そうなってしまった際は、評価方法を替えることが大切です
エスカレートしているケースは、大人が「NO」と言えなかったり、お子さんの騒いだり、泣いたりといった癇癪に負けてしまうことが多いです
評価の枠組みを理解してもらい、そのルールの中で行動する。絶対にルールを守る意思が必要です
ここで負けてまた間違った評価を行うと、エスカレートが続き、お子さんも混乱します
正直かなり大変な軌道修正になることを覚悟してください。ただ、ここを乗り越えることは、必ずお子さんのプラスになります
まとめ
お子さんの力を見極め、彼らが今望んでいる評価で伝えることで、お子さんの力は更に伸びていきます
お子さんを褒めるレパートリーが増えれば、その分、お子さんも様々なことに挑戦する意欲がわきます
試行錯誤しながら、お子さんの褒めポイントを探してみてみください
以上になります
これからも少しづつ投稿していけたらと思っています。
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