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社会福祉士の受験資格を得るまでにしたこと

こんにちは。
ひきこもり社会福祉士のがぶです。
現在は体調を崩してしまい、社会福祉士としての仕事が出来ていませんが、少しでも福祉に関わることが出来ればと思い、noteを始めました。
これまでは、私が福祉業界に入ってから社会福祉士を目指すまでを書かせていただきました。
これからは、実際に私が社会福祉士を目指してから合格するまでを書きたいと思います。
今回は、簡単に社会福祉士についての説明と私が社会福祉士の受験資格を獲得したルートやその中で行ったことを書いていこうと思います。

noteを通して、社会福祉士の方や社会福祉士を目指している方、福祉に興味がある方などと繋がることが出来たら嬉しいです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。


社会福祉士とは

社会福祉士とは「社会福祉士及び介護福祉士法」で位置づけられた福祉業務に携わる人の国家資格です。
「社会福祉士及び介護福祉士法」では、社会福祉士とは「専門的知識及び技術をもって、身体上もしくは精神上の障害があること、または環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連携及び調整その他の援助を行うことを業とする者」と書かれています。

毎年2月の年1回試験が行われており、問題数1は50問、18科目から出題されます。また、合格率は毎年30%前後です。
最新の第34回(2022年2月)試験では合格率31.1%、受験者数34,563人、合格者数10,742人だったそうです。

出題基準・合格基準

合格基準は、問題の総得点の60%程度(毎年、問題の難易度で補正があります)かつ、出題される各科目すべてにおいて得点があることです。
詳細は、ぜひ、下記のページで確認してみてください。

ちなみに私は第29回(平成28年度))合格者です。
調べてみると、第29回の合格率は25.8%、合格基準点は86点/150点。
私の得点は107点で一発合格でした。
振り返ると周囲に社会福祉士を受験する人はおらず、孤独な受験勉強でした。
また、仕事は万年人員不足状態の介護施設。月4〜5回の夜勤(2交代)やサービス残業の毎日の中、我ながらよく頑張ったと思います。

社会福祉士の受験資格

社会福祉士の受験資格取得ルートは12種類あります。
最短ルートは福祉系4年大学を卒業(在学中に「指定科目」履修が必要)です。
私のような福祉系ではない4年大学卒の場合の最短ルートは、一般養成施設へ1年以上行く必要があります。
その他、学歴や経歴で様々なルートがありますので、興味がある方は、下記リンクから自分に合ったルートを確認してみてください。

私は新卒2年目の4月に一般養成施設に入学、新卒3年目の9月に卒業、翌年の2月(新卒3年目)に国家試験のスケジュールでした。

勉強内容

実際に、私が一般養成施設ではどのようなことを学んだのか、私も記憶がほとんどありませんが、調べつつ当時を思い出しながら書いていこうと思います。
ちなみに、私が通ったのは一般養成施設の通信課程で、基本的にレポート・スクーリング・実習の3つの形態で学びました。

レポート

私の場合、科⽬レポート27本・相談援助演習レポート5本の計32本(1,500文字程度)を入学してから卒業するまでに提出しました。
(現在はカリキュラムが変わっており、科⽬レポート24本・相談援助演習レポート5本になっていました。)
各テーマごとに提出期限があり、毎月2~3本提出していました。
提出すると、専門の先生が採点後に戻ってきます。私は無かったのですが、不合格だった場合は、再提出があったようです。
私の場合、大学を卒業してまだ2年ほどだったことから、レポートの書き方を完全に忘れてはいなかった点が唯一の救いでした。

レポートの提出方法や文字数、難易度は学校によって異なりますので要注意です。ご自身でしっかり確認して、自分にあった学校選びをする必要があります。

スクーリング

実習が必要だった私の場合、スクーリングは計10日間(実習指導4日間込み)でした。
集中して受講できる日程もありましたが、休みが取りづらい職場だったので、土日の2日間ずつ分けて参加できる日程を選びました。
当時、私が住んでいた場所から学校までは遠く、朝9時から始まるスクーリングには当日出発では間に合わなかったため、夜勤明けに移動し、学校近くのビジネスホテルに前泊していました。
スクーリングでは、実際に現場で活躍されている社会福祉士の先生方からご指導いただきました。事例についてのグループワークやロールプレイングなど、実践的な内容の授業が主でした。
スクーリングでは、いろんな職種・年代の方がいて、とてもいい刺激を受けることができる大切な時間でした。
特に、通信課程は孤独に陥りやすく、モチベーションを保つのが大変です。そこで、スクーリングで同じ目標を持った人との交流は、モチベーションを上げる良い機会でした。
(私はコミュ障だったため、友達はできなかったことが後悔しています…)

実習

私のときは、相談援助業務の実務経験が1年未満の方は、指定実習施設での180時間(約4週間)の実習が必要でした。
令和5年度からは実習時間が240時間に増え、かつ、実習先も2か所行く必要になったそうです。
仕事をしながら社会福祉士を目指すとなると、一番のハードルは「仕事を休めるか」ですよね…。
私の場合、6日間×4回の実習をどうにか入学した年度の9月~翌年6月の10か月間の中に組み込みました。
万年人員不足の職場で有給休暇さえとるのが難しい職場でしたが、周囲の方々の協力もありどうにか実習の為に休みを取ることができました。
当時、迷惑をかけてしまった上司、同僚の方々には本当に感謝してもしきれません。
と言っても、実習がある期間は夜勤入り(サービス前残業があり16時くらいから)、夜勤明け(サービス残業で12時くらいまで)、実習6日間、日勤3日、夜勤入り~のようなスケジュールになってしまうため、ほとんど休みがない状態でした。
独身で自由な時間が多かったこと、まだギリギリ20代前半で体力があったからこそ乗り越えられることができました。


この記事を書くために、久しぶりに社会福祉士の受験資格や学校について調べてみると、実習時間が増えたりしていてと、最近はより高い専門性が求められているんだと思いました。
今は、社会福祉士として何もできていない状況なのですが、心身の調子が良くなってきたら、しっかり勉強していきたいと改めて思いました!

今後は、社会福祉士を合格するまでに取り組んだことや反省点などを詳しく書いていきたいと思います。


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