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鬱ポエム4🥺

人にとって最悪な事って二つある。うんこを踏む事と友達の彼女がどこにいくにもついて回ること。これじゃどこにいても同じだよ。どこに行ってもうんこ靴底についてるんだよ。

皮を剥げば皆等しく肉である。

それは紛れもなく夏だった。飛沫をあげる風は肌を震わせ。

かわいい子には旅をさせよ、とは言うがそのかわいい子が旅路の途中で死んだ場合おまえはどうするんだ。やらないよりはマシだと言うのはわかる、私は最悪のパターンを引いた時のことは考えているのかと聞いているのだ。

夏が嫌いなあの子、冬が好きなあの子、私のことが嫌いなあの子、私が好きなあの子、アイスならモナカが好きなあの子。そのどれもがみんなおんなじあの子。

安全圏から見るパンダが可愛く見えるようにテレビで見る子供ってすごい可愛く見える、ショッピングモールのガキはしばきたおしたくなるのに
これって多分てか絶対利口なお子様ばっかり、理想通りのお子様が出てくるやな

夕暮れ私は電車に揺られ、夏の何か、化け物のようなものから逃げだすように一番前の号車に座っている。どこか憂鬱で浮き足立つ、地に足がつかない感覚。不安が服にこびりついてパニックになりそう。歩いても歩いてもずっと動けないでいる。いっそ赤信号を渡った方が楽になれるのかなとか考えてみたりする。

髪の長い少年を見た、憂鬱な朝が少しだけ有用なものになった気がした。電車での枯れ花の中にもみずみずしいものがあることを知った。だけどこの美しさも一時のもの。いずれ散るからこそ美しい。さくらのような。

電車って座れなかったら誰か一人ぶち殺してやるって気で乗ってる。修羅の乗り物。

生まれ変わるなら無機物になりたい。脈が無ければ焦ることも、胸が痛くなることも頭が真っ白になって立て続けに悪いことが起きることもない。

僕は怒りの爆薬を混ぜている。ねちょねちょと音を立てるそれは僕の脊髄を腐らせて材料にする。僕は募っていく爆薬がどのくらいのものかも知らずに混ぜ続ける。そうして未完成のまま爆薬は使用される。少しずつ、少しずつ精神のタガを解きながら。

手にした瞬間崩れてしまう宝石というものは想い出のことで、頭の中で理想の姿を浮かべれば浮かべるほど実物を見た時に沈み込む。少女で私はそうなった。

あんなに好きだった子なのに大きくなった姿を見た途端血の気が引くように冷めてしまった。あんなに人間離れしてまるで天使のよう、だったのに魔力が溶けてしまった。普通の女になってしまった。がっかりした。変わらないものを手に入れるのは不可能なのか。

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