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社会人留学前の手続き&オーストラリア到着~生活立ち上げ(細かメモ)

留学手続きや生活立ち上げに関して、ネットで調べがつかず確認したこと・当日その状況になるまで分からず不安だったことを実際にどうだったかと併せて、Q&A形式で記します。

前提として、私は会社を退職後、数ヶ月間のブランクを経て留学しています。記載する情報は、2023年7月時点の内容となります。

国内での準備編

Q:税金はどのように申告すればいいの?

A:所得税については、管轄の税務署で準確定申告(通常の確定申告期間外の申告)をします。税務署に電話で状況を説明し、持ち物を確認の上、アポを取ります。当日は、税務署の方から隣でアドバイスを受けながら、パソコンで申告作業を行い、申告書を提出します。私の場合は、還付が発生しました。還付金は指定した口座に後日振り込まれます。
所得税以外については、準確定申告ができない場合があります。その場合、まずは納税管理人(家族など)の任命が必要です。そして確定申告時期に海外から申告書を作成し、納税管理経由で申告します。税金の支払いにはインターネットバンキングが使えるとのことです。

以下を参考にさせて頂いた上で、税務署に確認しました。

Q:運転免許の事前更新、国際免許の取得プロセスは?

A:まずは自分の講習区分を確認します。最寄りの交番か警察署で、「海外転出するため事前更新が必要。該当する講習区分が知りたい」と伝えることで、確認ができます。(私は交番に相談し、交番の警察官の方から警察署の担当者に照会してもらいました)次に、自分が行く免許センターに電話し、講習時間帯を確認します。私の場合は初回講習で終日開催されているのでいつでもOK、という状況でした。当日はパスポートを持参し、事前更新の旨を伝え、講習を受講し、免許を受け取ります。その後、国際免許を取得するため、書類に記入、新たに取得した免許と証明写真を提出します。私の場合は、書類の提出から国際免許の受取までにかかった時間は10分でした。国際免許の有効期限は1年間です。さらに、身分証明書として使用する場合は現地で書き換えが必要となります。

2024年2月追記
免許申請前に、メルボルンCBDの大使館にて、免許の翻訳資料を手配しておく必要があります。ちなみに、現地免許センターでかなりしつこく交渉したものの、国際免許証を翻訳資料として受け付けてもらうことができませんでした。国際免許には免許取得日が記載されていないためです。(なんのための‥‥略) 事前予約が必要、かつ即日発行ができない点には注意です!詳しくは以下ご参照:https://www.melbourne.au.emb-japan.go.jp/itpr_ja/certificate-license.html

免許証は、有効期間3年か10年か、選ぶことができました。私は10年のほうを選び、申請金額は$300ほどでした。

Q:国民年金、健康保険、住民税(退職後に発生)の支払いは?

A:私は退職後ブランクがあったので、退職後はすべて自分で支払う必要がありました。退職後に、自宅にそれぞれ納付書が送られるのですが、私は出国する前に全て支払いを済ませたかったので、各窓口に電話し、海外転出のため、X月X日までには納付書を送って欲しいと伝え、対応してもらいました。

Q:クレジットカード、キャッシュカードはどう整理する?

A:海外滞在中にカードの更新年月が到来すると、新しいカードを受け取るために本人確認が必要になるなど面倒なので、クレジットカードは一枚だけ残して、他は解約しました。銀行のキャッシュカードと紐づいているクレジットカード(一体型)も全て解約し、キャッシュカードのみにしました。銀行の手続きは、事前予約が必要で、銀行によっては一週間以上先の日程でないと予約ができない場合があるので注意です。私の場合、現地での支払いは、現地銀行のDabit Cardを使っています。オーストラリアは金利が高く(現在4.9%/年)なので、利息が多くつきます!

2024年2月追記
友人間での精算にも現地銀行のネットバンキングを使用するのが一般的です。学費の支払いは、まず日本の銀行からWiseに送金し、そこから現地口座に送金、現地口座から大学に送金、という流れで対応しています。
日本のアマゾンからkindleを買う際には日本のクレジットカードを使用しています。

Q:健康保険やマイナンバー、印鑑登録カードは、住民票を転出した時点で使えなくなるの?

A:健康保険は、申告書に記載した転出日から使えなくなります。つまり、2週間前に転出届を出した場合も、実際の転出前まで使うことができ、カードは役所で貰う料金後納封筒に入れて郵送で返却します。マイナンバーは、転出届の提出日から使えなくなります。よってコンビニで住民票を取れなくなりますが、市区役所の窓口に行けば、転出日までは取得可能です。印鑑登録カードは、自分で裁断するように言われました。

Q:日本の携帯番号はどうする?

A:基本料金が月290円と格安且つ、SMSも使える、日本通信のe-SIMを新たに取得することで、日本の番号を維持しました。日本から電話する時は、国番号は不要で、携帯番号をそのままダイヤルします。
私の場合、日本の携帯番号さえあれば、番号が変わることは問題なかったので、現地でSIMを買うまでは、ワイモバイルのSIM(物理)と日本通信(e-SIM)のSIMを併用し、日本の番号を2つ保持していました。ワイモバイルは現地でSIMを購入後、ネットで解約しました。(物理のSIMが入っていない状態でも解約できました。)ワイモバイルを残していた理由は、現地到着後Wifiが繋がらなかった場合のリスクヘッジです。ちなみにWifiは問題なく繋がりました。番号が変わる場合は、銀行やカード会社、アプリ上の電話番号を変更しておくことを忘れずに。

Q:日本に置いていく荷物はどうする?

A:サマリーポケットを利用しました。トランクルームと比較して安く済みますし、アプリで管理できることが安心だったことが決め手になりました。

Q:荷物はどのくらい?どう運んだ?

A:少なくとも2年は帰国しない予定だったので荷物が多く、機内持ち込みのリュックを合わせて約80kgでした・・・。カンタス航空エコノミークラスの規定重量が30kgでしたので、預け荷物の超過分45kg分(約10万円・涙)は追加で支払いました。内訳は、100Lスーツケース1、80Lのスーツケース1、40Lのスーツケース1、リュックとなります。別途、船便や航空便などは利用していません。大きいスーツケース2つは、クレジットカード会社のサービスを利用し、事前に空港まで運びました。私の場合は、渡航4日前に自宅でピックアップしてもらい、渡航当日のチェックイン前に空港カウンターで受け取りました。

Q:3か月を超えて処方される薬は持ち込める?

A:私は、3か月を超える容量のサプリメントを持ち込みたいと考えていました。オーストラリアでは3か月分以上の医薬品服用分を持ち込む場合は、事前に当局の許可が必要となります。申請が漏れると重い懲罰を受けたり、ビザが取り消されたりする・・・と聞いて怯えた私は、rug Control Section(DCS@health.gov.au)にコンタクトしました。(英文処方箋を添付しました)回答は以下に抜粋しますが、結論、規定通り、3か月を超える薬品の持ち込みは認められませんでした。入国後にオーストラリアで処方箋を貰えば、それを証憑として、一度に3か月分までを限度に日本から郵送することは認められたものの、そこまでするほど必要ではないので断念しました。
You may bring up to a 3 month supply of the medication you listed below in your accompanied baggage.Given XYZ is not a prohibited import item, then provided you obtain a valid Australian prescription from an Australian doctor when you arrive, you can have an additional 3 month supply sent from overseas. You must include a copy of the Australian prescription in the parcel to minimise the chance of any delay at the border when the parcel arrives.

メルボルン到着後編

Q:スーツケース3つとリュックの大荷物をどうやってUber乗り場まで運んだ?

A:Baggage Claimに到着したら、まずカートを確保し、自分の荷物が流れてくるレールの前で待機しピックアップします。私の場合、一番大きいスーツケースが縦長だったため、カートに全てのスーツケースを載せることができませんでした。結局、縦長100Lスーツケースと40Lのスーツケースをカートに載せて右手で動かし、左手で80Lのスーツケースを動かしました。多くの人がいて、出口まではロープで整備されていたため、右へ左へとぐるぐるカートとスーツケースを動かさなければならず本当に大変でしたが、集中してがんばりました。ゲートの前で入国カードが回収されます。私は常備薬(上述のサプリをはじめ、かぜ薬、頭痛薬、目薬など)を持ち込みを申告していたので、What do you declare?と聞かれました。Just general medicine. I will be doing my Master's program for the next 2 years, so I needed to bring them over here. と言うと、薬の内容も確認せず、物を見せることもなく、すぐに通されました。多分日本のパスポートが信頼されているからだと思いますが、上述のメールのやりとりは何だったんだwと思いました。ゲートを出ると、ガラス張りの出口の外にUberの乗り場があります。Uberのアプリを起動し、行先を入力後、配車が確定すると、数字が出てくるので、その数字をUberの列を整備している人に見せます。「あの車だよ(もしくは、あそこの乗り場だよ)」と誘導されるので、そこで待ちます。カートは、Uber乗り場に返却場所があります。

Q:入国審査はどんな感じだった?

A:これまで入国審査といえば、列に並んで、審査官と対面して写真を撮って指紋を取るという形式しか経験がありませんでしたが、オーストラリアはデジタルで完結します!機械にパスポートをスキャンし、写真を撮って、特定の病気にかかっていない等の簡単な質問に答えるだけで、簡単に審査が終わります。完了したことを示す小さなカードが出てきますが、それは上述した入国カード回収時に一緒に回収されるので、すぐに取り出せるようにしましょう。

Q:現地の手続き関連で注意することは?

銀行口座、国際免許の書き換えの予約、Tax numberの登録などには現地電話番号が必要になります。最優先で現地の番号を取得しましょう(SIMカードを買いましょう)。私は当初クレジット(後払い)でSIMカードを使おうとしましたが、オーストラリアでのクレジットヒストリーがないため承認されませんでした。結果、プリペイドで問題なく支払っています。
銀行口座を開設する際には、アポなしで銀行に行きましたが、混み合っていたため当日中に対応してもらえず、翌日の予約を取ることになりました。事前に電話でアポ取りをするとスムーズかもしれません。

Q:現金は必要?

A:到着してから数日が経過していますが、キャッシュは全く使っていないですし、必要になる気配もありません。。現地滞在の長い友人曰く、マーケットで買い物をするとき、急いでいるときはキャッシュを使うこともあるかな(マーケットでのキャッシュレス決済は時間がかかる場合がある)、とのことでした。ですので入国時の換金は不要だと思われます。

読んでくださってありがとうございました。ご参考になる部分がありましたら幸いです!

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