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あらゆる悩みから解き放たれる方法

そんなものはない。


『聖☆おにいさん』のブッダだって
いろいろなこととまだ闘ってるでしょ。


何度言ったらわかるのおじいちゃん!


という話は置いといて。





僕はここ数か月
義両親と濃いめの接触が続き
非常に煩わされている。



そのひとつが
車の貸し借りである。


僕たちは車を所有しておらず、
新生活でどこまで車を使うかも見えないので
購入しようか迷っている段階である。


僕の体調が思わしくなく
なかなか運転もできないので、
購入するのであれば
体調がよくなってからかな、
というくらいに夫婦で考えていた。


車がないのなら
うちのを使っていいよ~と
義父が言ってくださり、
何度かお借りできたのは
とてもありがたかった。

特に庭いじり用品を
徒歩で買いに行くのは無理があり、
短時間を数回ということもあったので
レンタカーでは割高だったり
借りにくかったりしただろうと思う。
ほんとうに感謝している。





マジでとても助かったのだが、
車の貸し借り前後に
義母からわけのわからんことを
言われる、というオマケもついていた。


無料で貸していただけるとはいえ
この不愉快さはいかんともしがたい。



そう感じたので、
夫婦で相談し
いっときは借りないようにしていた。




その期間
1ヶ月程度だったろうか。


すると、
借りないでいることを
見抜いたらしき義父が
「もっと車使いなよ」
「○日なら貸せるよ」
と借りるよう催促してきたのである。



そこまで言ってくださるなら…
とおずおずとお借りしたらしたで
義母からの嫌味が再び炸裂。


それでも義父は
気にせず借りろと言ってくる
ということが何度かあり、


僕は気づいた。

完全に罠じゃねーか。


そんな風に義両親に振り回される形となり、
夢の庭付き一戸建てを実現したのに
驚くほど全く幸せを感じられていなかった。


庭付き一戸建て
子どもの頃からの夢だったんですよ。



僕は、義両親ふたりとも
自己中心的過ぎやしませんかね、と思う。


義両親はそろいもそろって
「ありがとう」
「ごめんなさい」
が言えない人間である。

人のことを傷つけたら謝る。
ごめんなさいと言う。


そうしたら相手も
私も良くなかった、ごめんね。

これからはお互い気をつけて
仲良くやっていこうね、


というような話し合いができて
今後が生まれていく。



健全な人間関係での
喧嘩と仲直りにおいて、
当たり前に踏むべき手順を
頑なに行おうとしないのである。



その上で義父は、
僕たちと関わる際に
必ず義母を連れてくる。


同席している義母は
反省など一切していない態度だし
なんなら「お父さんが来いって言うから
仕方なく来てあげました」みたいな
謎の上から目線なのである。





僕はもうすでに
義母の顔を見るのも
言葉や声を聞くことさえも
嫌な状態なのに、これは
さすがに勘弁してほしい。




義両親に対して思うところが
かなりあった反面、

僕たち夫婦と会って
嬉しそうにする義父を見ると
「自分の気持ちは置いといて
親孝行してあげたほうがいいのかな」
とぐらぐら揺れていたのだ。


そりゃ
幸せいっぱいになれるはずもない。


このままではいけないと感じ、
自分の気持ちと
とっくり向き合うことにした。


それにより
「義両親と関わるのきついわ」
と心の底から
思っていることに気づいた。



夫に、義両親とは
できる限り関わりたくないなど
率直な気持ちを話したところ、
理解を示し同意してくれた。

夫も、私の言うことがころころ変わり
義母を罵っていたかと思えば
車を借りようと積極的に言ってきて、
親たちとどうしていきたいのだろう?
と疑問を持っていた様子である。



とはいえ

一生に一度の家づくりを邪魔され
その後も不愉快なことをしてくる義母と
積極的に関わりたいはずがない。


レンタカー代の節約になるとか
義両親への孝行になるとか、
自分の気持ち以外のことを
もろもろ気遣っていたために、
断絶できずにいただけだ。


夫は僕の気持ちや
義母にされたことを
よく分かっていたのだから、
率先して義両親から離れるよう
動いてくれても良かったのではないのか?


と夫に対して苛立ちがあるが
これについては
僕にも非があったので、
また別の話である。


そんなこんなで
夫婦でじっくり話し合い

「これから改めて
新居での暮らしをふたりと
犬さんとでつくっていこうね」

とにこにこと落着したその夜、


義両親が
アポなしでやってきてめっちゃウケた。




義父は、
家にあがりこむような真似はしないし
来訪の理由は
美味しい食べ物のおすそわけだったが、


まあ、ちょっと、やだったよね。


そして今日も
我が家の前を義両親の車が
ゆ〜っくりと走っていくのであった。


そっとしておいてくれよ〜

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