見出し画像

6月・9月・3月は、カウンセリングの 需要が増える!?

こんばんは、れんげそうです。まだ6月にも関わらず、真夏のように暑い日が増えてきましたね。昨日は学生相談のお仕事の日でしたが、新規続きで忙殺されてきました。

タイトルにもありますが、6月のこの時期は新規も増えるし、継続で来ている方も調子を崩しやすく、結果カウンセリングの実施回数がめちゃくちゃ増える時期でもあります。臨床の領域にもよりますが、私が働いてきた教育相談や一般の方向けの大学付属相談所、そして学生相談では、6、9、3月に需要が増える傾向があると感じています(いずれも3の倍数ですね…)。実際、統計的にもこの月は来談数が多かったです。その理由の考察を、今日は書いてみたいと思います。

6月に相談件数が増える理由

特に学校や教育領域で感じられる傾向ですが、新学年や進級で4月5月は頑張るものの、ゴールデンウィークを過ぎたあたりからトーンダウンしてきてお休みすることが増えてきたため相談しに来た…ということが多いように感じます。加えて、雨や曇りの日が増えたり、湿度の高い日が増えることで、めまいやだるさ、頭痛など身体の不調を訴える方も多いように思います。ですので、新規が増えるのはもちろん、継続して来ていた方も不調になることでカウンセリングの頻度が増える、もしくは1回1回の相談の深刻度が増すことで、1年のうちで1番忙しいのでは…と個人的に思います。

9月に相談件数が増える理由

これは言わずもがな、夏休み明けというのが1番大きいです。1学期に特に問題なく登校していた子でさえ、2学期初日は気が重いと言ったりします。夏休み中は学校もなく落ち着いていたけれど、2学期になりやっぱり通えない…ということで、件数が増えるように思います。また、1学期通えていたけれど、長期休み明けから通えなくなってしまったという話も、少なくありません。

3月に相談件数が増える理由

これは教育相談室や大学付属相談所でよく感じていました。理由としては、進学・進級の切り替わりを目前に、次の学年に向けて何とかしなければと、駆け込みでやってくる印象がありました。


上記の他にも、検査の件数は夏休みに増えたり(就学相談が秋に開催される自治体が多かったため、それに提出するための知能検査を希望)、社会情勢(元首相の暗殺や災害、戦争など)によって、不調を来す方が増えたりすることもありました。

個室で1対1で行うカウンセリングではありますが、社会情勢や政治経済の動き、季節、行事や学校の流れなど、外界との繋がりは切っても切れないもので、そういった情報を幅広く知っておくことで、カウンセリングの解像度も上がるように思うのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?