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不可抗力なのに責任追及され面罵される

地方公務員 最下級管理職(3)

夏ごろには、青木が出勤後高血圧で具合が悪くなり救急車で搬送されました。原因は水分不足でした。その水分不足の原因は、聞いた限りでは睡眠障害で、入眠剤代わりに酒を飲んだことによるものでした。

青木本人の希望もあって保健室に相談することとなり、北浦の件で何度も通った保健室の担当者にお願いしてカウンセリングを受けることとなりました。

しかし、不運にも予定していた日時には台風が直撃する事態に見舞われましたが、せっかく取った日程でしたし、青木のメンタル障害をこじらせてもいけないとの思いからカウンセリングを強行しました。青木は当日、公休でしたし自宅が駅から至近ではないことから断りの電話が入るとも思いましたが頑張って来てくれました。

しかし、悪運は重なり、カウンセリング後の帰宅時に、帰るための鉄道路線が数時間にわたり不通となり、青木は足止めを食いました。

後日、青木の出勤日に私は、青木からカウンセリングが台風の日に行われたことについて感情任せに怒鳴られ叱責され、管理職失格の旨指摘を受けました。

不可抗力なのに。

いわゆる面罵です。職員生活であれほど怒鳴られたことがありませんでしたので驚きました。(つづく)


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