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気候変動は現実となっており、熱波や山火事の危険に大きな影響を与えている

ソフトエネルギー社会(12)

③気候変動の影響-2
 
 米西部加州デスバレーで21年7月9日に54.4度を観測したと米メディアが伝えた。

 米海洋大気局(NOAA)は、21年6月は米国で、記録が残る上で過去最も暑い6月になったと発表。専門家は

「気候変動の影響なしに考えられない」

と指摘している。(21/7/12日本経済新聞夕刊3版3面)

 また、これにより山火事も発生し、電力供給にリスクも生じている。

 カリフォルニアISOのエリオット・メインザー最高経営責任者(CEO)は

「気候変動の影響で想定より早く大規模な熱波に見舞われている」

とし、節電が何年にもわたり必要になる可能性があるとした。

 また、サンノゼ州立大学のクレイグ・クレメンツ教授(気象学)は

「気候変動は現実となっており、熱波や山火事の危険に大きな影響を与えている」

と指摘する。

 「ワールド・ウェザー・アトリビューションというプロジェクトを進める国際研究グループによると、同年6月末の米国やカナダの熱波は

「人為的な気候変動の影響なしには説明がつかない」

という。(21/7/13日本経済新聞夕刊3版3面)(つづく)


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