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つまりは資本主義経済の見直しが必要

地球のため、全人類、夜は戒厳令(149)

「つまりは資本主義経済の見直しが必要」

「国連のアントニオ・グテレス事務総長は15日(日本時間)、声明を発表し、人口が80億人となった世界は『持てる者と持たざる者の間に横たわる大きな溝を埋めない限り、緊張と不信、危機と紛争に満ちたものになる』と指摘した。」(2022/11/15読売新聞夕刊4版1面)

優勝劣敗を基本原則とする資本主義経済だからこそ、国連の懸念すること、持てる者と持たざる者の間に横たわる大きな溝、緊張、不信、危機、紛争が起こるし、事実、これまでも起きてきたことだ。何も80億人になってから、今後懸念されることになった訳ではない。

経済は地球に存在する資源・エネルギーや物理的機能を使わないと成立しない。人類の生存すら不可能になる。

元々は地球のもの。それを争奪し合って手に入れることができた者が大金を手にする。

その大金は多くが生存のために使われずストックに化ける。あるいは生存とは関係ない奢侈品の購入や過剰に贅沢な暮らしなどに充てられてしまう。

経済に劣後した者は命がけで引き続き経済的争奪戦に参戦しなければならない。

分配が適正であれば、理論上争奪戦は起きない。

元々は地球のものなのだから、それを独り占めしたり、過剰に得たりすることは倫理的にも間違っている。
百歩譲って大金稼ぐのは良しとしても、独り占めや貯め込むことがバカバカしくなるような地球にならないと人口比以上に経済が過剰になりかねない。

温暖化、気候変動は人間の経済活動によるものである。

分配が適正になれば、持てる者と持たざる者の間に横たわる大きな溝、緊張、不信、危機、紛争はなくなるし、経済自体、人類の生存にとって適正化する。

その温暖化、気候変動も適正化するはずだ。

人口問題もさることながら、経済の〝適正化〟対策も喫緊の課題だ。

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