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孤立無援で労働組合と対峙

地方公務員 最下級管理職(6)

岩崎が労働組合の本部の幹部に駐車場の件で泣きついた時、組合本部は西部センターに申し入れや相談をするでもなく、直前に発生した告発事件について「ちくったのはお前なんじゃねえの?」と言ったそうです。それがもとで、西部センターはセンター長以外全員環境労の労働組合員でしたが、岩崎は環境労を信用できなくなったのか、わがままが通用しなくなったためかわかりませんが、たった一人で環境労を脱退し、正式名称は正確に分かりませんが、職員間では俗に現業ユニオンと呼んでいる労働組合に加入しました。当然、西部センターには震撼が走りました。

職員が一般的に持っている現業ユニオンへの印象、勝手、粗暴、常識外れ、徒党など何と言っていいかわかりません、とにかく良い点がまったく感じられない組合です。東部センターから異動してきた職員の話では、現業ユニオンは、出発時刻は守らない、食事時間は守らない、朝電による突発休暇が多い、電話してきても名乗らない、けんか腰と聞いています。

そんな組合が西部センターに関与してくることとなったわけですから職員は過剰な警戒を抱かざるをえませんでした。(つづく)

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