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地球・人類の存亡の行方は政治には託せない

地球のため、全人類、夜は戒厳令(105)

「地球・人類の存亡の行方は政治には託せない」

宗教が政治に大きくかかわり、政治も宗教に大いに依存していることが明らかになった。
これは日本に限った話ではない。
読売新聞「米中間選挙 分断の現場」(2022/7/27朝刊13版7面)の中で、政治が宗教を利用している一面がうかがえた。
「人工中絶を殺人とみなすキリスト教保守派を中心とした反対派『プロ・ライフ』」「キリスト教保守派を強固な支持基盤とし、2016年に当選したトランプ前大統領は、『プロ・ライフ』を公言し、最高裁の『保守化』を進めた。」という。

宗教は、家族、人間関係、相隣関係よりも、天や神等超人的なものとの関係を重視し、救い許し、悟り、権利を得ようとするものだ。

相隣関係が度外視されやすい。

そうなれば、相隣関係の調整は、折り合いなどではなく、争奪、競争になりやすく、こういった思想に支えられた政治も同様になる。

さらに資本主義経済も宗教的様相を呈していることは見逃せない。
拝むものこそカネであり、神などとは違えど、カネとの関係を重視し、人間関係、相隣関係、人命、人権、環境を度外視しがちだ。
コロナ禍初期、死体の山が積み上がってでも経済を優先した欧米諸国が記憶に新しい。

先進国は資本主義経済が肥大化しすぎて、資本も肥大化しすぎた。これにより、資本の所有者がカネの力をもって政治に影響を与え、政治も資本から便益を受けるようになった。

宗教と宗教に酷似する資本が政治をコントロールする。

どうしてこれで地球を救うことができようか。

人間の生存は、宗教や経済ではない。
宗教や資本主義経済がなくなっても、健全な地球環境、食料、資源、エネルギーがあれば生きていかれるが、地球が壊れて、食料、資源、エネルギーが無くなってしまったら、経済は成り立たないどころか、人間の生存自体も否定され、もちろん宗教も露と消え去る。

地球存亡の行方は政治には任せられない。

一体全体、誰に任せれば良いのか。

新しい考え方が必要だ。

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