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地球のため、全人類、夜は戒厳令
はじめに
再生可能エネルギーが急拡大してくれたおかげで、晴天の日には、使い切れないほど発電してくれるまでになっていたことを新聞記事から知った。
ただ、夜や悪天候の場合はほとんど発電できないという問題も残されている。
再生可能エネルギーは太陽光や風力を取り上げて不安定なものとされているが、他にバイオマスや地熱、水力(水流、波力)など安定的に供給できる再生可能エネルギーもある。
まだまだ化石燃料にとってかわれる再生可能エネルギーがあることを忘れてはならない。
太陽光、風力などの大規模発電にこだわることなく、他の再生可能エネルギーを丹念に集める努力も欠かせない。
それらをふんだんに組み合わせれば、安定的供給は可能になる。
それでも需給が合致しないのであれば、暮らし方の工夫も必要だ。
たとえば、電気を熱源にするのは非常にもったいないので、バイオマスなどの他のエネルギーに切りかえたり、不足する日は一部社会を止めるなどの調整で容易く乗り越えられるだろう。
ウクライナ情勢により、日本はエネルギーで右往左往しているが、いつもいつもふんだんにエネルギーがあるという幻想から解放されれば、エネルギーがふんだんな日に存分に活動し、余裕のない日にはそこそこにするというライフスタイルにも転換でき、結果、外国のことで一喜一憂する必要もなくなることに早く気付きたい。
渋谷駅前には「気候時計」が設置されたという。(2022/4/16読売新聞朝刊13版32面)
気温1.5度上昇まで「あと7年」
地球が量的限界、機能的限界を超えたから気温が上昇しているのだ。
「あと7年」・・・脱炭素を経済や産業に託してしまって良いのか。
経済はもうからなければ、いとも容易く、脱炭素など放棄してしまう。
炭素や温熱、廃棄物はGDPの大きさに比例する。
地球に量的限界、機能的限界が来ているのだから、直ちに世界のGDPの総和を下げなければならない。
脱炭素一本槍では到底追いつかない、
一本槍が折れたら万事休すだ。
だったらどうしたらよいだろうか。
日本も含め、国によっては日中はエネルギーが余るわけだから、暮らしと経済をエネルギーに合わせる。
人類分け隔てなく、全員、夜は寝るのだ。
一切の経済活動も許さない。
「全人類、地球のために、夜は寝ろ。戒厳令を発動する」
ただし、家の中ではその日に貯めたエネルギーの限りにおいて「自由だ」
(22/4/16)
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