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ときどき日記(361)公務員テレワーク可能か?

夕刊の1面トップ記事見出しに「公務員テレワーク原則可能」(読売新聞)と出ていた。

可能なのか?

自らの履歴を振り返って、できたかどうか考えてみた。(時代背景は考慮しない。今と同じネットワーク環境が整っていたとする)

通算36年勤務した。

最初の4年は市税の滞納整理だが、インターネット回線で住民情報を引っぱってくることは不可能だから無理だ。

次の6年は市街地再開発事業に従事した。住民折衝をオンラインですることは考えられないが、それ以外のことのうち文書の作成はできなくもない。ただし、あらゆる資料をオンラインで引っぱってくることは難しく、それを補うよう、あらゆる事を諳んじているわけではないので文書を完成させることは難しい。

その次の2年は某公社関係事務だ。住民情報を扱っていたわけではないので、できたかもしれない。

その次の7年は庶務課だ。うち5年は庁舎管理を担当していたが、突発的な小破にも対応しなければならず、テレワークは当然無理。

その次の2年は介護保険認定審査会の事務局で、住民情報から離れることは出来ないから無理。

その次の5年は廃棄物の仕事に従事した。事務方だったが、そこそこ現場もあったし、許認可に係る書類もオンラインで引っぱってくることは不可能だ。

次の3年はゴミの収集センターの事務方だ。現場の方々のお世話的な側面も強く、オンラインは不可能だ。

最後の7年は市税や国民健康保険料の滞納整理。これも最初に述べた通り、絶対にテレワーク無理。

あと、全体を通してだが、窓口職場は更に困難だと思う。そもそも、1日当たりの休暇許容人数が定められているような職場もあり、混雑時のバックアップ体制が採れなくなるからテレワークは無理だ。

いくら制度を作っても、特に地方公務員にテレワークは画餅だろう。
 

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