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「梅の収穫」から学ぶ

梅の収穫をして、梅シロップをつけました。
今年は、たくさんの梅が収穫できました。

なぜ、収穫量が昨年よりも増えたのか考察してみようと思います。
昨年の剪定を思い出します。
下枝を取り、風が通るようにしました。
中も、蒸れそうなところは抜きました。
風が通り、鳥たちが中に入り込んでいます。

草取りが面倒なので、
下には広葉樹の落ち葉を引き、畑の野菜を収穫した後のものを
細かく刻んで腐りやすい形にして並べました。

今、落ち葉に覆われた地面は、ホクホクとした状態で、まるで、山の土のよう。
カエルが飛び跳ね、ヘビやトカゲ、蜘蛛などの生き物たちがたくさん住んでいます。
たくさんの鳥達が来るようになりました。

これらを考えてみると、
剪定や土作りは、ただ、草食動物の役割を人間が担うことなのではないでしょうか。

自然界であれば、木の下枝は、イノシシや鹿などが歩いて、折られてなくなり、木の内側の柔らかい枝や芽は、食べられてしまう。
気が生い茂ってむれたところには虫が繁殖し、その部分は、なくなっていしまいます。

落ち葉は、履いて集めてわざわざ燃えるゴミにされることなく、
木の根元で、生き物の食べ物になり腐葉土になります。
菌が繁殖し、木同士が、語り合い、栄養の伝達や共有などをします。

落ち葉に覆われているので、土は乾燥することなく水分を蓄えた状態を保つことができます。

今年の梅の収穫量の多さは、おそらく、自然のあるべき姿に、たまたま近づくように、行動することができた結果であると仮定しています。

しかし、このような農法は、商売には適さないでしょう。
安定し、美しい形をした果実を実らせることはできないのです。
それが、自然であるからです。
自然は、絶対に安定したものではなく、
たくさんの要素が混ざりあった不安定な系であると考えます。

不安定からは、安定した収入を得ることはできません。

であるから、農薬や肥料を使った農法を否定することはありません。
むしろ、人間の知識が生み出した素晴らしい技術であると思います。
そして、おそらく、より優れた農法を我々人間は生み出すと確信しています。

話を戻して、
自然のあるべき姿を意識すると、木が健康になり、木は持っている力を発揮することができると仮定します。

人間で言うと、食事や運動、睡眠に気を使い、とても健康である人間は、風邪を引きにくい。持っている力を発揮しやすい。しかし、そういう人間は、ライオンからしたら美味しくはないのかもしれません。
ファーストフードを食べ、運動をせず、睡眠不足でフラフラの人間は、ライオンからしたら、とても捕まえやすく美味しい食べ物なのかもしれません。しかし、そういった人間は、病気になりやすいので、たくさんの薬をまいておく必要があります。

健康な木には、虫がついても、たくさんつくことはありません。
おそらく、健康な人間が風邪にかからないのと同じで、虫に負けることがないのでしょう。

人間の健康については、たくさんの研究がされています。
そろそろ、植物や虫、菌などの健康について、研究されるべきではないでしょうか?
すると、「そもそも、植物や虫、菌における健康とは?」という問いが出てきます。

また、人間の健康ビジネスのように、植物や虫、菌の健康をビジネスに変えるには?という、資本主義的な問いも出てきます。

この問いを考えるために、
春、じゃがいもの実験をしてみました。
実験内容としては、
じゃがいもを、
①集めた枯れ葉の中に埋めただけのもの
と、
②土を起こし、肥料をまき、いわゆる普通に植えただけのもの
の比較です。

もうすぐ収穫です。じゃがいもの出来にはどのような違いがあるのでしょうか?
ちなみに、現在は、①②とも、花がきて枯れ始めています。茎の元気さは、若干、①のほうが元気かな、という程度で大差はありません。

また、まとめて投稿してみます。

こんな、変な記事を最後まで読んでいただいた方。本当にありがとうございました。

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