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【クトゥルフ神話TRPG】「水生桜」リプレイ小説 Episode 5 -大百足との遭遇-

※※※注意※※※

本リプレイ小説にはクトゥルフ神話TRPGのソロプレイシナリオ『水生桜(みぶざくら)』のネタバレが含まれています。

少しでもプレイする予定がある方は、今すぐブラウザバックしてください。


シナリオ名:水生桜(みぶざくら)
シナリオ作者様:DEN助

BOOTHにて無料配布されていますので、詳細は以下のリンクからご覧ください。

*フリー配布*クトゥルフ神話TRPG用ソロプレイシナリオ『水生桜(みぶざくら)』

素敵なシナリオを作成されたDEN助様に感謝申し上げます。

それでは、物語の続きから始めましょう。


8.お宿り岩での戦闘

KP『では、集落から少し歩くと、海の近くの崖まで辿り着きます。道の先には階段が刻まれた巨岩がそびえており、上った先には小さな鳥居がぽつんと立っています。そして、鳥居の先には洞窟の入口が口を開けているのが見えます。洞窟の中からは、ひんやりとした空気が送られているようです。』

緋利木 / PL : この奥に弟古井がいるのか……?ひとまず、落ち着いて辺りを探索してみよう。


KP : 調べられそうなのは鳥居くらいですね。石段は所々欠けていて、古くからあるものだと分かるくらいでしょう。
PL : 鳥居を調べようか。何の技能がいいんだ?【歴史】とか?
KP : じゃあ【歴史】でどうぞ。

緋利木 茂
CCB<=20 【歴史】 (1D100<=20) > 2 > 決定的成功

KP : 困るんだよなぁ、こんな変な所でクリティカル出されても。
PL : へいへいどうした。さっさと情報よこせやい。
KP : んー、じゃあこういう処理にしよう。


KP『周囲を調べていたあなたは、この鳥居が100年以上前の年季が入ったものだと気づきます。また、最近でも手入れされており、その古さに反して意外と綺麗な状態を保っていることが分かるでしょう。
さらに、あなたは驚異的な洞察力から、「何かを祀るにしても、この鳥居だけだと小さすぎる。他にメインの鳥居があるのではないか?」と思い付きます。』

緋利木 / PL : これ以外にも鳥居がありそうだな、ちょっと覚えておこう。これ以上の情報はなさそうだし、洞窟の中に進みます。

KP『では、洞窟の中に入ったあなたでしたが、途中で桜のような花をつけた樹や根っこが道中を封鎖しているのに気づくでしょう。そしてその奥からは、桜の香りが漂ってきます。』


PL :教会の青い縄と同じようなものだとすると、物理で破壊することは難しそうか。とりあえず、植物に対して【生物学】を振りたい。
KP : いいでしょう。ダイスロールどうぞ。

緋利木 茂
CCB<=1 【生物学】 (1D100<=1) > 91 > 失敗

KP : では、近づいて植物を調査したあなたは、花が鉱物的な輝きを放った固形物であることが分かるでしょう。簡単に言えば、普通の植物ではなさそうってことです。
PL : ふーむ。じゃあこんな造形の創作物を見たかどうか、【知識】で分かったりしない?
KP : ダイスロールどうぞ。

緋利木 茂
CCB<=45 【知識】 (1D100<=45) > 82 > 失敗

KP :では、特に何も思い当たることはありませんね。
PL : そうかー、にしても、これどうするかな。何かしらの破壊する手段があるんだろうか。
KP : …………警戒してなさそうなので、【聞き耳】を振ってください。
PL : あっ(察し)。頼む、四度目の正直だ、成功してくれ!!!

緋利木 茂
CCB<=50 【聞き耳】 (1D100<=50) > 51 > 失敗

PL : 妖怪いちたりない。
KP :では、描写に移ります。


KP『目の前を阻む植物を夢中になって調べていたあなたは、背後から来る存在にギリギリまで気づかなかった。調査を終えて振り返った貴方の目の前に現れたのは、無数の朽ちた人間の集合体であった。

ムカデのように繋がっている胴体は、青い縄によって人間の顔や胴体が無数に縛り付けられ、呻き声を発している。
脚の一本一本が人間の手足で出来ており、所々で肉が削げ落ち、骨があらわになっている。』


KP : ……ということで、まずはSANチェックです。1d3+1/1d6+2で振ってください。
PL : シンプルにバケモンやん。とりあえず、一時的発狂は避けたい……。

緋利木 茂
1d100<=33 【正気度ロール】 (1D100<=33) > 35 > 失敗
1D6+2 (1D6+2) > 6[6]+2 > 8
SAN : 33 → 25

PL : アカン。ごっそり削れてしもうた。
KP : はい。一時と不定、どっちも入りましたね。まずは一時的発狂の【アイデア】ロールをどうぞ。

緋利木 茂
CB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 33 > 成功

PL : 知ってた。
KP : 流れるような一時的発狂。では、発狂内容を決める発狂ロールどうぞ。

緋利木 茂
【発狂ロール】
 1D10 (1D10) > 4
発狂内容:早口でぶつぶついう意味不明の会話あるいは多弁症 (一貫した会話の奔流)

KP : では、次は不定の発狂ロールですね。

緋利木 茂
【発狂ロール】
 1D10 (1D10) > 9
発狂内容:一時的偏執症

PL : じゃあ、内容は「デコちゃんを助けることに固執し、早口で独り言を喋る」ということで。
KP : オーケー。それではRPどうぞ。


緋利木「あ、あぁ……。そうだ、早くデコちゃんを助けないと。デコちゃんデコちゃんデコちゃん…………。この先に居るはずなのに、樹が邪魔で助けに行けない。早くしないと手遅れになるかも。デコちゃんデコちゃんデコちゃん…….。うぇひひ、今助けてあげるからね……。」


KP : そんな状態のあなたに、大百足(さっきのバケモノ)は襲い掛かってきますね。洞窟内での処理は面倒なので、洞窟の複雑な道を使って外に出ることが出来たということで。
PL : そんなに入り組んでたのか、あの洞窟。
KP : 設定は生やすもの。では、戦闘開始です。


-戦闘パート-

KP :大百足は緋利木のDEXより数値が高い為、先に行動しますね。まずは、洞窟内の瓦礫をあなたに向かって投げつけてきます。というわけで、大百足の戦闘ロール振ります。

大百足
CB<=?? 【瓦礫の投擲】 (1D100<=??) > 19 > 成功

KP :成功ですね。では、回避ロールをどうぞ。
PL : あいよ(受け流しの事を忘れている)。

緋利木 茂
CCB<=12 【回避】 (1D100<=12) > 1 > 決定的成功/スペシャル

PL : 勝ったな。
KP : はぁぁぁぁ……(クソデカため息)。では、大百足が投げた瓦礫を華麗に蹴飛ばし、刹那に大百足に向かってライトを向けます。洞窟内にいた大百足は目がくらんだのか、その場で蠢いているでしょう。
PL : 大百足に目ってあるんか?
KP : 胴体が人間の頭部で出来ているので、そこに無数の目があるということで。脚で全ての目を覆い隠していますね。

KP : ……あなたはこの場で「ダメージ2倍で攻撃する」か、「村まで逃走する」かを選べます。
PL : なんか描写的に通常攻撃が効くか分からないし、逃げ得だな。村まで逃げます。
KP : 本当は逃走ロールがあったんだけどね。全カットということで…….(ため息)。これにて戦闘終了です。

-戦闘パート終了-


KP『大百足と無数の目が合った瞬間、あなたは生理的な恐怖から一目散に穴の外へと逃げだしていた。
なんとか穴の外に出たあなた目掛けて、大百足は50cm四方の大きな石を投げ飛ばしてくる。それをバックステップで華麗に回避したあなたは、洞窟の中に向かってライトを照射して反撃する。

洞窟内から聞こえる呻き声で目を潰せたと直感したあなたは、集落への道を全速力で駆け降りる。
なんとか村の中まで逃げ込んだあなたの目には、お宿り岩からこちらに向かって走る大百足の姿が映るのだった。』

緋利木 / PL :って、まだ追いかけて来るのか。どこまで逃げればいいんだこれ……。

KP『大百足の大きさでは村の中には入れないという事に気づいていいでしょう。暫くすると、大百足が村の周囲を徘徊する足音と、ザーという雨の降る音が聞こえてきます。』

緋利木 / PL : うーん、一旦村の中を探索し直すか。とにかく、逃げ切れてよかった……。

KP『なんとか大百足から逃げ切ったあなたは、村の中に再び戻って来ます。しかし、ムカデの足音や雨音によって、村には先ほどとは違う緊張感のある雰囲気が漂っているのでした……。』

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