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製薬会社イーライリリーのイノベーションとは?


2007年AppleからスマホiPhoneが発売されて以降は、GAFAと言われるジャイアントIT企業が世界経済を牽引してきました。
スマホは、全世界に普及し発展途上国でも利用されるまでに至りました。
スマホの次に、経済成長に貢献できる分野というのは、バイオやヘルスケア分野なのです。
それは、Ai技術や、ビッグデータ、量子コンピューターといった新しい技術の導入によって、製薬会社で新たな商品やプロダクト開発が進み、急速に成長する事が期待されているからです。

時価総額とは、企業価値を示す金額です。

時価総額のランキングが上位である程、社会へのインパクトやイノベーション、クリエーションを起こして行く企業と理解できます。
それは、
ごくごく一般の庶民にも、影響してくる話なのです。

世界の時価総額ランキングは、マグニフィセント7(GAFAM+エヌビディア、テスラ)という、アメリカのテクノロジー企業が独占していました。
テクノロジー企業に割って入るかのように、2024年に入り、イーライリリー社がトップ10に上昇して来ました。


①イーライリリーってどんな会社?

イーライリリー(Eli Lilly and Company)は、アメリカに本拠を置くグローバル製薬企業です。
インスリンの大量生産技術を開発したことで知られ、精神疾患、糖尿病、がん、骨粗しょう症など、多岐にわたる治療薬を開発しています。
2023年には、肥満治療薬の売り上げが好調でした。
イーライリリーが時価総額ランキングのトップ10に入った背景は、テック企業が経済を支配する中で、ヘルスケアセクター、特に製薬会社が示す継続的な成長と革新が評価された結果が強いのです。

②製薬会社が顕著な成果を上げる要素

1. 革新的な治療薬の開発:
新しい疾患に対する効果的な治療薬や、既存治療法より優れた薬の開発が市場の評価を高める。
2. 研究開発の進展:
バイオテクノロジーとの融合や、人工知能を利用した薬剤開発の効率化が成長を支える。
3. 市場の拡大:
世界的な健康意識の高まりと、新興国市場の成長による需要の増加が影響している。
4. 規制緩和:
新薬承認のプロセスが迅速化されることで、製品の市場投入が早まる。
5. パンデミック後の変化:
COVID-19パンデミックによる医療環境の変化が、ヘルスケア分野のイノベーションに新たな機会をもたらしている。

③将来的に製薬会社が起こすイノベーションについて

イーライリリー社のイノベーションは、今後の社会において健康寿命の延伸に大きく寄与してきます。
ヘルスケア産業が開発する新薬は、糖尿病や肥満症といった慢性疾患の管理が比較的簡易になってきます。
又、これらの病気がもたらす合併症も予防し、長期的な健康を支える重要な役割も担っていきます。
※運動嫌いの人、最後の砦
やはり、健康・体重というのは、運動をして脂肪を燃やし、バランスの取れた食事を心がけることで、適正体重や健康維持に繋がります。
なので、始めから薬頼みで減量というのは好ましくありません。
しかし、
どうしても運動が嫌い。運動が続かない。
ストレスが溜まるから、食事も我慢したくないという人には、肥満症薬は最後の砦になってきます。
肥満症薬によって、糖尿病の発症や合併症、関連する血管性疾患といった命に関わる重篤なリスクも下げる事ができるようなります。
50代60代で糖尿病を発症し、体重管理、血糖値管理が上手く行かず、70代以降合併症で命を落とすという残念な結果も減ってくるはずです。
現在治療法が見つかっていない、難病と言われている病気も、テクノロジーの発展によって治療薬が確立されてきます。
冒頭にも書きましたが、Aiやビッグデータ、量子コンピュータ、再生医療といった技術革新が急速に進んで来ているからこそ、根治不可能な病気の治療薬も登場してくるのです。
これらバイオ・ヘルスケア分野でのテクノロジーの発展は、今後、急速に拡大します。
つまり、人生100年時代を支える重要な産業に変わろうとしているのです。


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