見出し画像

書く習慣1ヶ月チャレンジ Day29 自分にとっての幸せはどんな状態か

自分にとって幸せなのは、次の3つの条件を満たしているときだ。

1.自分の個性が妨げられていない状態であること。

ありのままの自分を受け入れてくれる人は、貴重な存在だ。
それは私のわがままを放任してくれる人がいいというのではない。
何でも頭ごなしに批判したり、叱ったりするのではなく、
一旦私の言い分を聞いて、それから注意したり、アドバイスしたりする人のことを指す。

自主性を尊重してくれる人たちに囲まれながら、安心して生活を送ることができれば、人生それだけで十分だと思う。
私の場合、父、母、弟、祖父母、親しい友人、私のパートナーがその人にあたる。彼らがそばにいれば、幸せな状態だといえる。


2.美味しいごはんが食べられる状態であること。

私は北海道出身である。自分で言うのも何だが、舌が肥えている。
この舌は、味付けの良し悪しを判断する舌ではなく、素材の新鮮さや滋味深さを感じ取る舌である。

新鮮で瑞々しい魚介類、うまみの強い野菜、甘みのあるお米、濃厚な牛乳、ミネラル豊富な水、そういう食べ物に囲まれて私は育ってきた。

小さい頃から普通に食べてきたものが、大学を機に上京してはじめて、実は貴重なものだったのだと実感した。北海道のスーパーでは、安く簡単に手に入るはずのこれらの食べ物が、東京ではひとつも手に入らなかった。衝撃を受けた。

また、中国留学から帰ってきた頃のことも忘れられない。
半年、まともな日本食を食べられなかったせいで、実家で食べた炊き立てのごはんと味噌汁は涙が出るほど美味しかった。北海道産のお米と、北海道産の大豆で作られた味噌を使った味噌汁は、本当に身体に沁みた。

最近では、ふるさと納税で頼んだ紋別市のホタテが美味しかった。
ホタテの刺身を食べるときの、あの肉厚な貝柱に歯を入れる瞬間や、わさびが効いて涙が出る瞬間は、たまらない。

新鮮な食べ物がいつでも簡単に手に入るなら、それは最高に「幸せ」な状態だといえる。


3.いつでもお風呂に入れる状態であること。

私はお風呂が好きである。温泉も大好きだ。
一人暮らしのときは、毎日のように入浴剤を入れてお風呂に入っていた。温泉の素シリーズをよく使う。

これも、また中国の話になってしまうが、私がお風呂にこだわるのには留学生活に原因がある。

留学中は全くお風呂に入れなかった。留学生寮だったこともあるのだろうが、部屋にはそもそもバスタブがない。半年間、入浴といえばシャワーのみだった。だから、日本に帰ってきて実家の湯船に浸かったときは、「風呂最高!」と風呂場で叫んでしまった。

また、中国には温泉施設がない。あるのかもしれないが、留学中は見かけなかった。今まで気軽に温泉に行っていたのが、急に行くことができない状況に陥ると、そのありがたみに気づかされる。中国留学を終えてから、より温泉が好きになり、前以上に温泉を巡るようになった。

バスタブが家にあること、近所にいい銭湯や温泉があること、これが叶えば「幸せ」な状態だといえる。


「幸せ」な状態は「健康」な状態に似ている。普段はなかなかその良さに気づきにくいものである。失ってはじめてそのありがたみがわかる、消極的なものであるが、「幸せ」とはそんなものだろう。

せっかく気づけた「幸せ」の状態を、これからも維持できるように努力していきたい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?