見出し画像

書く習慣1ヶ月チャレンジ Day22 人付き合いで1番大切だと思うこと

人付き合いで大切なのは、意識的に人の話を聞くことだと思っている。

人間は誰しも自分のことを話したい生き物だ。話が上手か話し下手か、はたまた、口数が多いか少ないかに関わらず、人間の本能には自分のことを語りたいという欲求が組み込まれている(と思っている)。

私は話すのが大好きで、家族の中でも一番おしゃべりだ。面白く話すのが得意だという自信もあるし、話し上手だと思っている。
いつも家族に話を聞いてもらって、気持ちのいい思いをしている。話を聞いてもらったら、すっきりするし、満足する。

一方、家族以外の人と話すときは、人の話を聞く側に回るように意識している。理由は2つある。

1つは、自分のためである。
話し手は、一方的に話すだけなら新しい情報は得られない。聞き手は相槌を打ってくれたり、話の感想をくれたり、何か反応してくれることはあっても、話し手自体に変化は起きない。

一方、聞き手に回って相手の話を聞いたり、質問したりすると、思いがけない新発見があったりする。それは自分以外の人間は誰でも、自分の知らないことを知っているからである。未知の情報や新しい見方・考え方を知ることができて、わくわくする。
なので、人付き合いは自分の関心の輪を広げる絶好の機会だと思っている。ただし、常に聞く耳を持っていないとこれらの情報はキャッチできない。能動的に話を聞いて、何かを良いモノを持ち帰ろうとする姿勢を持つことが大事だ。


2つ目は、相手のためである。

自分が何かに悩んでいるときや不安に思っているときは、たいてい頭の中でぐるぐる考えてまとまっていない。口に出したり、何かに書いたりしてははじめて、自分の悩みがクリアになっていく。こういう経験は誰しもあるだろう。

何かに書くことは一人でもできるが、考えを口に出すことは一人ではできない。自分の考えていることや思っていることを、一気呵成にわあーっと話すことではじめて、自分の考えや心理状態を自覚することがある。この状態を引き出すためには、聞き手の存在が必要なのである。この場合、話し相手は誰でもいい。何も言わずにただ黙って聞いてくれれば、それでいいのだ。

「話を聞いてくれたおかげで、自分の悩みを解決することができた。」
友達からこう言ってもらえる経験が何度もあったことから、聞くことは相手のためになる行動なのだと知った。

日常会話を楽しむだけなら、自分が話す側か聞く側か、あまり気にすることはない。しかし、相談に乗るときや、会話の中で相手の様子がおかしいと感じたときは、私は意識的に聞く側に回る。

会話の中で、「この人は話を聞いて欲しいのだろう」と判断した場合は、相手から意見を求められない限りは、黙って話を聞き、余計なことを言わないようにしている。このスタンスで困ったことはない。


「意識的に人の話を聞く」
これにより、話し相手の欲求を満たし、時にはお悩み解決の手助けをする。そして、自分は話し相手から新しい情報や知見を得る。
聞くだけで人から信頼を勝ち取り、自分自身も成長するなら、聞くことの効能は計り知れない。

人の話を聞く、これだけで人付き合いはどうにかなるのではないかと私は思う。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?