HSS型HSPのヨガインストラクター

はじめまして！
私はHSS（High Sensation Seeker）型
HSP（Highly Sensitive Person）
気質があります。
HSSとは刺激が大好きな行動派な部分。
HSPとは五感が敏感で、繊細に物事を感じ取る部分。
この二つが混ざり合った性格が、私をいつも悩ませてきました。

ちなみに細木数子さんの六星占術では、霊合星人。
自分の運命星（私は金星人です）だけでなく、対極にある星の気質や運気の影響も受けるそうです。

太陽星座は「さそり座」=ミステリアスでクール。深く親密な関係性を重視する、と言われています。
一方で月星座は「ふたご座」=好奇心旺盛でコミュニケーション力が高くフットワークが軽い、と言われています。

また自分では暗い人間だと思っていますが、第一印象は「明るい人」と言われます。

相反する性格で、矛盾だらけ。
大阪生まれの大阪育ちなので「どっちやねん！」と突っ込みを入れたくなりますが、どちらも私。そんな二面性のある性格に悩みながら半世紀を生きてきました。

しかしHSS型HSPという概念を５年ほど前に知ってから、これも特性だと受け入れられるように。そうすると自己肯定感も増してきました。

さて、こんな性格はどうも生まれつきからのようです。

人前が苦手な幼少～学童期

ピンクレディやキャンディーズの物マネをするのが大好き。アイドルに憧れていました。外遊びも好きで、少人数の中では活発な子でした。

でもクラスで注目されるのはイヤ。
もし当てられたら、と思うと教室で手をあげれません。今でも忘れられないのが小３の時、折り紙がキレイに折れず女性担任に「お嫁に行けないわよ」と皆の前で言われたこと。泣きそうなぐらい恥ずかしくて、私はますます自分を閉ざしてしまいました。

なのに小学校６年の部活は演劇部。くるみ割り人形で主人公の弟役を演じました。中学入学を前に、活発で堂々とした自分になりたかったからです。

思春期の不思議な経験

小学校高学年から中学１年ぐらいまで、週１回ほどめまいを起こしていました。朝礼中や授業中、道端でも、突然襲ってくるめまい。

HSPは五感が敏感だと言われていますが、とくに聴覚や視覚が異常に敏感になり、何かに襲われる感じがして怖くて目を閉じます。意識がそこに集中しないよう、自分や人の手をギューッと握ります。そのうち気を失って、気づいたら保健室や救急車の中です。

その後は耐えがたいほどの頭痛が起こり、嘔吐。そんなことがしょっちゅう起きていました。

大きな病院で、脳波などいろんな検査をしてもらっても悪いところは見当たりません。思春期特有の自律神経の乱れ、と診断されるだけ。

そこで母と一緒に行ったのが、病気治癒で有名な神社のお百度参りです。

不思議なことに、そこからめまいはピタリとなくなりました。

そんなこともあり、目に見えない不思議な力やスピリチュアルが好きになっていきました。
中学生で誘導瞑想のカセットテープを聞くのが、寝る前の日課。今はアプリで手に入る時代ですが、当時のカセットテープは大事に置いています。

かっこいい自分になりたい

とはいえ学生時代、皆の前ではひたすらかっこいい存在でいたかったです。
ヤンキ―全盛期だったので、タバコを吸ってみたり、服装や化粧を派手にしたり。

そんな私を、親はとにかく押さえつけようと必死。
父は中学校の教師で、世間体をめちゃくちゃ気にする人です。
そして母親は専業主婦で、自分の気分で人を振り回す人。

お手製のワンピースを着せピアノを習わせ、
大事に育てられてきたとは思いますが、
人形のように母の価値観を押し付けられてきました。

そして思い通りにならなかったら父は暴力で、
母はお金で私をコントロールしてきます。

自由に遊びたいのに、門限を破るたびに何時間も説教されることに疲れ、次第に親が認める子とだけ遊び、進学先も親の希望に従うようになっていました。

表面的には普通にやりすごしていましたが、心の底では親を恨んでいたから、ひずみが生じないわけがありません。

高校では万引き依存症になり停学。そして家出未遂。
短大では彼氏に振られてオーバートーズ（バファリンひと箱をお酒で一気飲み）・・・。

いつも満たされない思いを抱えていました。
そして叫びたい気持ちを代弁するように、
パンクやヘビメタバンドの追っかけにもハマってました。

自分の人生を生きていないから自信もない。
自由に飛び出したいのにブレーキがかかる。
HSS型HSPさが加速されていた時期でもあります。

自己実現できる働き方を探し続けて

社会に出るようになり、働くことで自分らしくあろうとしました。
でもこの時代、短大を出たらお茶くみメインの一般事務職がほとんど。

抑えつけられて育った私は、自由な感覚とクリエイティブな仕事を求めて転職を繰り返してきました。

広告代理店のスタイリスト→イベント企画会社のお手伝い→映像制作会社でＡＤ（ここで夫と出会い結婚）→地元情報誌でフリーライター→関西ゼクシィでフリーライター→起業して情報誌を発行。

HSPという深く物事を見つめる気質は、ライターにぴったりだったのでしょう。フリーライターは７年も続きました。そして好奇心旺盛なHSS型な部分が起業へと駆り立てました。

私が発行した情報誌は、地域のママがターゲット。当時はそんな情報誌がなかったため、新聞やテレビなどから取材を受けました。

自己肯定感は爆上がりですが、経営を学んでいない素人起業だったので徐々に疲労困憊。二人目の妊娠がわかったタイミングで、廃業しました。

ちなみに一人目妊娠時のエピソードです。
当時、とんねるずの「みなさんのおかげでした」というテレビ番組がありました。その番組内で放送作家塾生を募集する企画があったのです。

応募するには企画書を送る必要があります。
HSS型HSPはクリエイティブと言われている通り、「離婚式」というネタもすぐに思いつきました。
結婚式って華々しくするけれど、離婚はこっそりしますよね。
結婚式に参列してくれた人への礼儀として、新たな門出を宣言する離婚式があってもいいのでは？という思いがありました。

一晩で企画書をまとめて郵送すると、なんと応募600人以上の中の5人に残りました。
交通費はもちろんフジテレビ持ちで、大阪から東京ヘ。収録スタジオではタカさんに大きくなったお腹を触ってもらいました！

いつ放送されるのかワクワクしながら、その後も言われた通りに週一で企画書を送り続けました。
これも放送作家としての修行と信じていたから、出産後も送り続けていたのです。

最終選考に残った５人とは電話番号を交換しました。LINEなどもない時代です。ほかのメンバーがどうしているか、なかなか電話をしてまで聞く気になれません。
しばらくして、そのうちの一人から電話がかかり「収録はお蔵入りになったそう。企画書はもう送っていない」と教えてくれました。

ディレクターに電話をして真相を確認したところ、やはり同じ答えでした。
こちらが電話をするまで番組がお蔵入りになったことを教えてくれず企画書を送り続けていたこと、期待していた未来がなくなったことが本当に悲しかったです。

自己紹介を書いていて、ふと思い出された約24年も前の記憶。
未練たらしく残していた番組台本だけでも日の目を見せてやりたい、とベッド下から引っ張り出してきました。

当時の５人の連絡先はどこかにいってしまいました。どこかで活躍してくれていたら嬉しいです。
もし心当たりある人はメッセージください！

本当の幸せを求めてヨガ講師に

さて二人の子育ても落ち着き、今度は穏やかな人間らしい幸せを求めた働き方へとシフトしていきます。

ヘルパ―2級の資格を取り、パート勤務を始めました。ライターなどクリエイティブな仕事も好きですが、人の生死やリアルな生活に直結した仕事もやりがいがあります。

やがて「もっと根本的に人々を癒し、健康に携わる仕事をしたい」という思いが強まってきました。

ヨガはずいぶん昔、結婚する少し前に出会いました。身心を酷使して働くことで自分探しをしていた頃です。自分を労わり、心と身体の声を聞くヨガに癒されました。

その後、密かにヨガ講師に憧れていましたが、講師になるための情報もなかった時代。ましてや身体がかたく、体型にも自信がなく、人前に出ることなんて考えられなかったから、頭の片隅に残したまま放置していました。

どんどん歳を重ね、死ぬときに後悔しない生き方を自問していたら
「ヨガで人々の心と身体を元気にしたい」
という気持ちが強くなってきました。
そして思い切って45歳でヨガ講師の道にシフト。
この経緯は産経新聞で取材されました。

HSPでなければ、もっと早くヨガ講師になっていたかもしれません。でもこの気質のおかげで、生徒さんたちの表情や言動から、考えていることを感じ取れます。

そして人前に出るのは恥ずかしいのに、その刺激を楽しむHSS型の自分がいます。いまだに緊張するし、１本レッスンするごとドッとエネルギーを消耗しますが・・・。

そんなわけで何年たっても飽き足らず、今までにスポーツクラブ・学校施設・心療内科病院ディサービス・自分の教室などでのべ2万8000人にヨガを教えてきました。

気質を活かして人をラクにする仕事

親の束縛から逃れるために、
そして自己肯定を上げるために、
自由を求めて仕事に邁進してきた日々。

今までの働き方は言わば自分のためでした。
ようやく気質を活かした働き方もわかってきました。
なので残りの人生は
相手をラクにする仕事をしていこうと思います。
働くの語源が「傍（はた）が楽になる」ことからきているように・・・。

戸惑いながら歩んできた人生ですが
HSSな部分もHSPな部分もあっての私で、
どちらも大事なギフト。

この世界の常である陰陽と同じです。

太陽・月
静・動
天・地
男・女・・・・・

対極にありながらバランスがとれている。
対極にあるからバランスがとれている。

陽の中に陰があり、
陰の中に陽がある。

ヨガのポーズも、
大地をふみしめる力と
天に伸びる力で
バランスを取ります。

HSS型HSPの気質を活かして、
人の役に立つ働き方をする。
そんな人生第二幕がスタートです。

【保有資格等】　
●引き寄せヨガインストラクター●健康運動実践指導者●メンタルヘルスマネジメント検定Ⅲ・Ⅱ種●ADP認定メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー●女性の健康検定

お読みいただきありがとうございました！
Xでもご縁をいただけると嬉しいです。

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