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【夫、4か月の育休をとる】②そのメリット・デメリット


昨年、わたしは2人目を出産しました。そして、夫には育休を取ってもらいました。その期間、4か月。

夫が長めに育休を取るって、実際どんな感じなの?

と気になっている方に向け、何本かの連載にしてその様子をお届けする予定です。


1話目は、どうして夫が育休をとったのか、その理由を書きました。

▼こちらからどうぞ



本記事(2話目)では、夫が育休をとるメリット・デメリットについて、わたしの体験談を交えて書きたいと思います。

夫も育休のメリット

①上の子の負担を減らすことができた

1話目でも書きましたが、出産のとき夫婦で最も心配していたのは、上の子にかかる負担。環境の変化は、小さな子どもにとって大きなストレスです。

出産となれば、1週間は入院になります。そんなに長い間、上の子と離れたことはありません。わたしの不在以外、生活環境をなるべく変えないようにと思い、家で夫と生活することに決めました(平日の日中は、以前から通っている保育園です)。

さて、その効果はいかほどだったのか…

いざ陣痛が始まった時、上の子は保育園。「病院に行ってくるね」も言えずに突然いなくなったので、心配していました。入院中、夫に上の子の様子を聞いてみてると、案外平気そう。

約1週間後。退院したわたしは、保育園から帰る上の子を、家でそわそわしながら待っていました。ガチャっと玄関のドアが開いた音を聞き、布団から「おかえりー」と声をかけました。

「あれ〜?まま、なんでいるの〜?」

と、にやにやしながら上の子は近付いてきました。かけ寄ってくるとか、抱きついてくるとか、そういうのを期待していたのに…。そんなそぶりは、全然ありませんでした。

夫が家で面倒を見てくれていたからこそ、返ってきた反応だと思います。上の子が元気でいることを期待していたので、素晴らしい結果だったのは間違いないです。母はさみしいですけど。

その後、多少の赤ちゃん返りは見られましたが、元気に過ごすことができました。

やはり、慣れた環境で生活を続けることができたのは大きかったと思います。


②夫婦の結束が強まった

いわゆる"苦楽を共にする"という状況が、夫婦の仲を深めてくれました。育休中、授乳以外のほぼ全ての家事育児をしていたので、上の子も下の子も、わたしの面倒も(!?)みることができます。

育休スキルが夫婦で同じくらいになるほど、気持ちもお互い理解しやすくなると思います。「さっき〇〇ということがあって…」と話せば、「あぁ…(察し)、おつかれ」のようなやり取りができます。

育児中って、この"分かりあえる感じ"が夫婦には必要だなぁとわたしは思っています。その理解を深めるために、育休はとてもいい時間でした。

また、かつてないほど一緒に家にいる時間が長かった育休中。2人目が生まれたという節目でもあったので、家族の将来について夫婦で話をする機会にもなりました。

「こういうことを家族でしたいね」とゆっくり話し合う時間は、とても充実していました。「みんなで〇〇してみたいなー」という明るい未来を考えることで、産後のうつうつとした気分を晴らしていたようにも思いますが笑

すこし先をみすえ、将来どうありたいかを共有したことで、夫婦で同じ方向へむかって頑張ろうと改めて思えました。


③医者に通いやすかった

いたって個人的な話で恐縮ですが、妊娠前からサボっていた歯医者通いを再開できました。平日の方が休日より空いていて、行きやすかったからです。

「妊娠中はつわりやホルモンバランスの変化で虫歯ができやすい」と言われています。

お恥ずかしい話ですが、産後に歯医者へ行ったら、虫歯だらけになっておりました。治療のため、足繁くかようはめに…。

ママもパパも、子どもが小さいと自分の通院は後回しにしがちです。でも、悪化してから行くのでは、もっと大変な目に遭います(経験者談)。

生活リズムが落ち着いてからでいいと思います。ママもパパも自分の身体を労わる時間を、この機会にぜひとっていただきたいです。


夫も育休のデメリット

①お金がどんどん減る時期がある

出産前後は、ただでさえ費用がかさみますよね。夫婦ともに育休をとるということは、そんななかで一時的に収入が途絶えることも意味します。

わが家は、2ヶ月以上たってから育児休業給付金が振り込まれました。もちろん、そうなることを想定しておりました。

それでも、減っていくだけの口座残高を見るのは、気持ちのいいものではありません。そのうち給付金が振り込まれると分かっていても、財布のひもはいつも以上にしめていました。

生活費2ヶ月分の貯金はマストです。入院等で予想外の費用がかかる可能性もあるので、それ以上必要かもしれないですね。

※話はそれますが、わたしは前駆陣痛のフライング入院で1泊3万円しました…。ご参考まで。

②夫が抱え込みすぎてしまう

家事を全てこなしつつ、上の子の面倒を見て、夜中は下の子の泣き声で目が覚める…。そんな生活だった産褥期は、特に夫への負荷が大きかったと思います。

産後ママへの支援は、色々ありますよね。助産師さんが家に訪問してきてくれたり、1ヶ月検診で病院に行ったり。そこでは、だいたい「大丈夫ですか?」と心と生活のようすを聞かれます。

でも、パパにはないです。つらいことがあっても、誰かに話せる機会がほとんどなかったと思います。

私の夫は、わたしに「つらいわー」と話していました。それができるパパなら、まだ大丈夫かと思います。でも、ママに遠慮して話せないパパは、もっとしんどいと思います。

真面目なパパほど、パパの産後うつになってしまう可能性が高いです。

"デメリット"と言うには少し違うかもしれませんが、ぜひ心に留めておいてほしいです。心配であれば、相談できそうな相手や窓口を、あらかじめ探しておくといいかもしれませんね。


まとめ

わが家としては、夫の育休はとって良かったと思います。そう思えるのも、夫が頑張ってくれたおかげなんですけども。ありがたや、ありがたや。

次回は、育休のあいだも夫婦円満に過ごすためのコミュニケーション方法について書きたいと思います。


それでは、よい一日を。

ごきげんよう


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