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「社会に貢献したくない」は普通って話

はじめまして。元プロゲーマー阪大生です。

社会に貢献したくない人間の一員です。

よく就活や友人等と深い話をしたときにでてくる「社会貢献」というワード

僕の経験の中では「社会貢献したい!!」って本気で言ってる人を現実では見たことがないような気がします。(ネットでは見ます)


いいこととされている社会貢献なのに、なぜ我々にそのやる気がみなぎらないのか。その疑問がこの記事を読めば少し解消されると思います。

  • なんで、社会貢献がいいこととされるのか

  • なんで、いいことなのに、我々はその気を起こさないのか

この2本立てで書いていきます。


なんで、社会貢献がいいこととされるのか

  • 周りがそう言ってるから

  • そう教育されたから

  • なんか良さそうだから

このあたりが、簡単に浮かんでくるでしょうか。

倫理的に、道徳的にいいとされているからでしょう。日本の道徳教育の背景には、中国から流れてきた倫理の部分がいまだに残っているということです。

参考程度に中国倫理学(儒教)の説明↓

孔子: 儒教の創始者であり、倫理と礼儀を重視した思想を説きました。仁(人間愛)、義(正義)、礼(礼儀)、智(知恵)、信(信頼)の五徳が重要視されます。
孟子: 孔子の後継者であり、「性善説」を提唱しました。孟子の教えは、道徳的な行動の基盤として人間の本質的な善性を強調しています。
朱子学: 宋代の朱熹によって発展した儒教の一派で、江戸時代の日本において幕府の公式の学問とされました。特に忠孝の精神(君主への忠誠と親への孝行)が強調されました。

これは、「人にいいことをすればそれは自分にとってもいいことだ」というのが根本にあります。
だから、社会に貢献するべきだよと教えられています。

なんで、いいことなのに、我々はその気を起こさないのか

さて、ここからが本題でしょうか。

ズバリ、答えを言いましょう。

それは、

就活等で使用するときの「社会貢献」の”社会”を私たちは大きいものとして捉えているため

です。

これだけだとわからないと思うので説明します。

「人にいいことをすればそれは自分にとってもいいことだ」という儒教の教えの際に想像していた社会ってどれくらいの規模でしょうか?
困っている相手を助けましょうっていうくらいの規模じゃないでしょうか?社会というよりもはや1:1くらいの規模感です

確かにこれなら助けたり貢献したりする気持ちが湧くと思うんです。
身近な友達が困っていたり、親戚が困っていたり。そんな状況だと相当数の人は助けてあげたいとか思いますよね。

例えば、テスト勉強を友だちとしていて、「わからないから教えてくれ」って言われたら手伝いたくなります。

それを続けていくと「教えて〜!」と自分のもとへ来る友達も次第に増え、友達5人相手に自分がテスト範囲の勉強を教えるとかいう風に規模が大きくなっていっていくと思います。

これってもうすでに小さい「社会貢献」ができちゃってるんですよ

だから、社会貢献って普通に私達、やる気あるんです

しかし、就活の際に使う「社会貢献」というワードは、規模があまりにも大きくて世界とか日本全体とかそんな規模・範囲で無意識に考えちゃってしまっています

それじゃあ、想像もつきませんし、なんだか自分がちっぽけな気もしてやる気もなくなりますよね。

だから、「(いわゆる)社会貢献」したくないってのは普通ですよ。

誰も、やったことない想像できないBtoB業務をしたい!!なんて気持ちはないですから。

もし、そういう気持ちがあるのなら、大企業でBtoB業務している俺・私かっけえ!!っていう気持ちと混同していると思いますね。

大丈夫です。あなたは社会貢献する気持ちなんかないんじゃないんです。
もし、自分と同じ境遇で困っている人がいたら助けたり、話を聞いたり、アドバイスをしたりしたくなると思います。

だから、社会貢献(でっかい規模でしかも、やってることもよくわからない)っていうものにやる気がわかなくて普通です。

大企業に勤めるサラリーマンが「企業のため、頑張らないと!」とか思わないのもこれと同じ現象だと思います。(逆にスタートアップやベンチャー企業だと思うのは自然だと思います)

まとめ

いわゆる「社会貢献」を語るときの”社会”の規模を無意識に大きく見てしまっているのではないか。それが原因で(いわゆる)社会貢献したくないと思ってしまっている。

私達はみんな自分と同じ境遇で困っている人がいたら助けたりアドバイスしたりしたくなる。
それは立派な「社会貢献」であるので、(いわゆる)社会貢献したくない自分はおかしいなどと思わなくて大丈夫。


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