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初詣クエストⅠ

2024年が始まった。
年末年始は冬休みだったが、まとまった休みになると遊びの予定がたくさん入り、結局忙しかったりする。
年末の4日間は、職場の同僚・先輩、高校の担任・同級生、地元メンツと、ほぼ毎晩を誰かと共にし、充実の限りを尽くした。
23年の締め方はなかなか美しかったように思う。

今回は上記イベントのなかでも恒例となる、大晦日→元旦に行われた初詣の様子について、noteをしたためる。

かれこれ大学生くらいから毎年、0時前後に近所のでかめの神社に地元メンツで行くことになっている。
”行くことになっている”という表現をしたが、もはや、何かの使命感のもと、12月初旬にかかる召集に応答して足を運ぶマインドになっている。

友人と久しぶりに会えるという楽しさもあるが、わりと有名な神社のため、真冬の深夜に1時間半ほど参道を並ばないといけないという辛さもある。
この悲喜こもごもなイベントを乗り越えることが新年のスタートとなるのである。
しかし、さすがに年々辛くなってきている。寄る年波には勝てない。
人間の体力のピークは25歳くらいと言われる。今年で27歳になるわれわれの体力も下り坂に差し掛かっているということだろう。

20歳を超えてから、最寄り駅でお酒を飲んでから初詣に行くというルーティーンができていたが、今年はそのお酒の席ですでに初詣への懸念が漏れていた。

「ほんまに行く?」
「別の神社とかは?」
「もちろん行くやろ」

だいたい3番目の意見に引っ張られる形で赴いていたのだが、今年は異変があった。

というのも、同じ小学校出身のメンバーによって構成されていたこのイベントに、今年はスペシャルゲストとして中学校が一緒だった他地区の友人が居たのだ。

その友人が、
「そんな並んだっけ」
とつぶやいた。

「ん?」
われわれはその違和感を見逃さなかった。

聴けば、彼は以前に一度、その件の神社に初詣に行ったらしいのだが、意図せず本筋ではないルートに迷い込み、気付くと境内へと合流できたというのである。
そんなうまい話があるかと笑ったが、もしそれが本当ならとんでもないことになる。

不確かな情報と淡い期待をお酒で流し込んだが、全員がその真相に興味をそそられていた。


ちょっと疲れたのと、なんか良い感じの書き終わりになったので、前後半に分けます。

後半をなるべく早く書けるように頑張るのが、新年最初の目標。


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