連載「君の見た空は青いか」第10話

マキ『圭太さん。いつもご声援ありがとうございます。私を信じてくれてありがとうございます。いつも助けられてますね。今度、お礼させてください。』
マキ「これでよしっと」

圭太「はぁー…ほんとマキさん毎回、炎上してないかな…。それだけ人気とも言えるんだけど。どうもこの週刊誌の記事がホントかなって思っちゃう。」
ピロン🎵
あれ?DMだ。
通知
マキ
圭太「マキさんだ…あわわわわ。」
送り主はマキだ。
中身を確認する。
圭太「お礼だと…えぇ。やっべぇ。アイドルだよなぁ…なんかしらんが嬉しい。」

会社
上司「調子いいな圭太。その調子でいけよ。」
圭太「はい!頑張ります」
舞子「圭太さん…最近すごいな」

この女性は部下の舞子。
舞子side
圭太さん…いいよね。最近かっこよくって頼りになるし。みんなは変な人って言うけどね。私は素晴らしい人だと思うんだよね。何かあったよね?絶対

圭太side
あのメールから、俺はがぜんやる気が出てきた。やっぱりマキさんから連絡は無いんだけど、それでも、マキさんと連絡が取れたという事実が僕を突き動かしていたように思える。

マキさんと話せないときは、美紀さんと話すし、正直、僕としてはあまり寂しくない毎日を過ごしていた。二人いる事の安心感というか…そんな状態で。だから日常の生活も安定していたのかもしれない。

寂しくないとこんなに頑張れるのか…そう思った。俺の生活が変わったなーって今では思う。

重そうな荷物を運ぶ舞子を見つけた。
圭太「大変だよね?手伝うよ」
舞子「あ…でもあと少しなんで大丈夫ですよ」
圭太「そんなこと言わずに。ね?」
舞子「あ…じゃぁお願いします。」
舞子(やば、かっこいい…)
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
圭太「ここで、良かったかな?」
舞子「あ、ありがとうございます。」
圭太「じゃあ」
舞子「あ、あのう…。お礼がしたいんで今度食事に行きませんか?」
圭太「え…いいよ、いいよ。そんな」
舞子「でも、お礼したいから」
圭太「そう?じゃあ」
すぐに舞子はメモ帳に電話番号を書き出す
舞子「これっ!電話番号書いてあるんで!」
圭太「あ、ありがとう。」
舞子「じゃあ、これで」

え?この子なんなんだ?めちゃ積極的じゃないか…。食事か…。

舞子side
やってしまった…勢いとはいえ…嫌われたかな…。圭太さんには嫌われたくないよぅ。なんかすぐに圭太さんの事見てるし、考えてるし。もうだめぇ…。完全に妄想上の圭太に恋をしていた。

そこから舞子は待った。1日…2日…3日。電話は来ない。
やっぱり嫌われたんだろうか…。すごく不安になる。話しかけて強引に進めてしまおうかとも考えたけど、それこそドン引きされそうだから、我慢する事にした。

圭太side
今日は美紀さんと帰る日だ、正直楽しみなんだよね…。
美紀の会社に一番近い駅で待つ

美紀「あ、圭太さん待った?」
圭太「いやいや待ってない。待ってない。」
美紀とは会ってすぐに、次会う日を決めるのだが
圭太「あの、次23日どう?」
美紀「ごめん。その日友達と食事…」
圭太「じゃあ30?」
美紀「うん。それならいいよ」
こうして、美紀と次の日を決めて、話しながら帰った。

自宅に着き、23日のスケジュールが空いてしまった。
圭太「あ…予定開いちゃった…な」
どうしようかな…お店予約しちゃったんだよな…。あ、そう言えば舞子さん
電話番号…確か…あっあった。こうして舞子に電話を掛ける事にした。

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