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照らすもの、照らされたもの

ラッパー、シンガーのLUCKDAR(ラクダ)と申します。
YouTubeやApple Music、Spotifyをはじめとしたサブスクにて、音源やMusic Videoを配信しております。

前回の記事では、言葉を操る表現者として、その責任や扱い方について触れました。
また、過去に自己紹介の記事も書いております。
よろしければ併せてご覧ください。


2021年12月10日。
私がアーティストとして、初めてステージに立った日であり、同時に私と私の相棒SASONLYにとって、初めての"主催イベント"を行った日でもあります。
相棒であるSASONLYについては、こちらの記事を参照ください。

この私たちにとって、記念碑的なイベントである
「HALO」について、今回は語らせていただきたいと思います。
イベント名である「HALO」の由来から説明させていただきますと、HALO(ヘイロー、ハロー、ハロ)
光背、後光、丸い光の輪、また気象現象として、大気中の氷の結晶に光が屈折して形成されるもの。
といった意味があります。
何故この言葉をイベントの名前として選んだのか。
それは完全に思いつきでした。
私からSASONLYに、「HALO」はどうか?と問うたところ、快諾してもらった為、イベント名の選定に苦労はありませんでした。
では何故「HALO」を思いついたのか。
それについては、いくつか理由があります。
まず一つに、言葉の意味にある、"光背"、"後光"があり、ステージに立った我々を照らすライトが、天使の光の輪のようであれと願いを込め、
その光によって、お客さんを照らしたい。
そんな想いがありました。


Follower of Madonna and Child with Angels by Benozzo Gozzoli
The Madonna of the Book by Sandro Botticelli

そしてもうひとつの理由として、同名のビデオゲーム、HALOシリーズも深く関わっています。
HALOとはバンジースタジオ及び343 Industriesによって制作されたXBOXシリーズをプラットホームとするゲーム作品で、主人公マスターチーフ(S-117)と相棒のAIコルタナが、人類、ひいては全宇宙の生命体の存亡を掛けた戦いに身を投じ、シリーズ3作目では人類とは別種族の戦士アービターと共に、天空に浮かぶ太古の建造物「HALO」を巡るSF超大作となっております。

HALO3
人類の希望マスターチーフ(右)と戦士アービター(左)

この作品に学生時代どっぷりとハマっていた私は、作品の持つ壮大なテーマや、キャラクターの魅力に惹かれ、いつしか自身の楽曲に反映させるまでに至りました。
そのような経緯から、キーワードとしての「HALO」が、文字通り我々を導き、毎年の恒例イベントとして私たちの成長と比例し、そのスケールを拡張し続けております。
初めて立つステージが主催のイベントという、何とも奇妙なデビューから今日に至るまで、私のアーティスト人生の中で、最も重要かつかけがえのないイベントがHALOなのです。

第1回目HALO

HALO VOL2

HALO3 -GRAVITY-

開催する会場は、毎度お世話になっている長野市の「ライブハウスJ」さんで、馴染みのあるDJの方々がバックアップをしてくださる最高なイベントとなっております。
また、3回目となるHALO3 -GRAVITY- からは、それまで外注していたフライヤーデザインを私LUCKDARが手掛けるようになり、より柔軟なグッズ展開に繋がる等、手を替え品を替え、お客さんを飽きさせない工夫を凝らしています。
演者として出演するアーティストは、私LUCKDARと相棒SASONLYの2人のみで、各1時間ずつのステージを皆さんと共有するというイベントで、
第1回目の開催時には、約1時間という長丁場に息も絶え絶えでしたが、お客さんとステージに育てられ、今では1時間では物足りないと感じるようになりました。
このような活動を通して、私たちはその後光によって照らしていると思っていたお客さんたちの輝きに、むしろ照らされていたのだなと、気付かされる今日この頃です。
今年も年末に予定しているHALO。
是非一度足を運んでいただけたら幸いです。

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