簿記を通して資本主義社会をみたい 2
今回は、起業してその初っ端、一発目の帳簿の記録からつけてみよう!
というところからスタートです。
前回記事はこちら↓
■最初の帳簿
まずは何も取引を記録していないまっさらな帳簿、つまり、
P/L(損益計算書),B/S(貸借対照表)はこうなります。
当然借方にも貸方にも何も記帳されていないです。
■資本金を計上する
以下のように資本金を出して事業を開始したとします。
①会社を設立し、出資者から現金100,000円を資本金とした
仕訳としてはこうです。
(借方) 現金 100,000 | (貸方) 資本金 100,000
この仕訳を帳簿に反映させるとこうなります。
これで事業を行うための資産として現金が用意され、
帳簿にも記録されました。
■事業用の設備投資をして準備する
続いては事業用の各種設備等を準備し、その費用を支払います。
以下は準備の一部として、通信設備準備です。
②会社用HPの為のレンタルサーバー・ドメイン利用料10,000円(税抜き)を
支払った
仕訳としてはこうです。
(借方) 通信費 10,000 | (貸方) 現金 11,000
仮払消費税 1,000 |
この仕訳を帳簿に反映させるとこうなります。
現金は資産として借方100,000円だったけれども、通信費(税込)で
11,000円を支払ったので、差し引き残高として89,000円となっています。
(貸借一致の確認用として全体計欄も追加しています。差異が0で
貸借バランスOKとします)
今回はここまでとします。
このままP/L,B/Sだけだと最終的な残高だけがわかり、途中経過が
わかりづらいので、やっぱり一定周期(例えば月次)の試算表や
総勘定元帳が必要ですね。今後用意していくこととします。
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