見出し画像

「あなたが生まれてきてくれたからこそ、 もたらせるこの世界へのギフトとは?」 ~ZaPASSアドベントカレンダー2023~

今年ももう12月。
2023年最後の月となりましたね。

どうやらZapassでは毎年恒例らしい『ZaPASSアドベントカレンダー2023』なるものがあることを知って、早速私も応募して初参加することにしました!

講師でもあるタケサンタさんから、一体どんな問いが届くのか?!
ちょっとワクワクする、とても面白いイベントです。✨

▼Zapassアドベントカレンダーとは?


参加募集に申し込んだ後、
タケサンタさんからプレザントの問いが届くのをドキドキしながら待ちます。

私は3杯ご飯いけるくらい内省が好きなタチなので、
きっと一捻りあるだろうタケサンタさんからの問いにも、
あまり困らず答えれるんじゃないかなぁ?
なーんて、正直たかを括っていました。

しかし...!
タケサンタを侮るなかれ。
私はこの後しっかり目にこのプレゼントの問いによって翻弄されるのです。



タケサンタさんからの連絡が入り、
「来ました来ました!」とニヤニヤしながら揉み手状態だった私。

届いた問いを見て、私は一瞬止まり、
その後まず最初に頭に浮かんだのはこの言葉でした。


「…あれ…?この問い、
よりによって私のところに届くの…?!」


私宛に届いたタケサンタさんからのプレゼントの問い



◆ この問いが私に投げかけるもの


心待ちにしていたタケサンタさんからのプレゼントの問いはこれ。

あなたが生まれてきてくれたからこそ、もたらせるこの世界へのギフトとは?

この問いの何が私を動揺させ、
『よりによって』という感情を引き起こしたのだろう??? 
咄嗟に自分に問う。

答えはすぐわかる。
この問いは私の中奥深くにあるブラックBoxの中身を刺激するからだ。
そのブラックBoxの中身には、私が未だに消化出来きれていない感情が渦を巻いている。
昔ほどの勢いはないにせよ、今もまだ元気にそこにいる。

まぁ落ち着け自分。
もう少し冷静になってみよう。
A・この問いのどの部分の何がそんなに刺激となるんだろう?
B・そしてそのブラックBoxの中には何が息を潜めているんだろうか?


A・この問いのどの部分の何がそんなに刺激となるんだろう?


まずこれらの疑問について考えてみる。
私はこの問いには3段階の壁があると感じている。

第1壁:あなたが生まれてきてくれたからこそ
第2壁:もたらせる
第3壁:この世界へのギフト 

これらの太字部分がポイントだろうとの見立てる。

ここの言葉から私が連想するイメージはこんな感じだ。

第1壁:『あなたが生まれてきてくれたからこそ』
 → 自分が生まれてきたことに、価値があると全く疑いを持っていない。  というよりも、自分の存在価値を疑うという発想すらない人のイメージ。
シンプルに羨ましい。

第2壁:『もたらせる
 →ここでは、何か良いものを引き起こす or 生じさせるニュアンスがたっぷり目にある予感。黄色信号。

第3壁:『この世界へのギフト
 →世界という壮大なもの相手に、私がギフトを贈ることができる前提の空気を感じる。
しかも前出の『もたらせる』ことが加わることにより、贈るギフトは相手(ここでは『この世界』)にとって超絶すごいもの、喜ばしいもの、なんなら神聖さを感じる位の…といったギフトへの自信さえ感じてしまうのは私の気のせいだろうか…?


こういった解釈が、私の頭の中でグルグルして止まらない。


B・そのブラックBoxの中には何が息を潜めているんだろうか?

次に私のブラックBoxの中身。
中で未だひっそり生息しているものを見つめる。

あー、いるいる…。
私が物心ついた幼い時からあった感情。

「私、存在しててもいいんですか…?ここにいても大丈夫でしょうか…?」

なんとも卑屈な私の一部がいるのだ。


これまでにも他のいろんなコンプレックスがあったけど、
ありがたいことに、それらの大部分は徐々に成仏していってくれた。

でもこの黒い影はまだいる。
今となっては暴れ出したりはしないけど、
ブラックBoxの中にじっと息を潜めながら、しっかり居座っている。

◆ さぁ、どうする自分?


これは困った。本当に困った。
3つも壁があるというのに、
第1の壁からしっかり足を止められてしまっているじゃないか。

そして第1の壁は、最初に来ておきながら、
これこそが私の問題の根源というか、ラスボスにも相当しているときたもんだ。

だって悲しいかな、自分の存在価値に疑念を抱いている人間には、
「生まれてきてくれたからこそ」の言葉を、躊躇なく受け取ることができるはずがない。
だから第1の壁が成立していることが前提となって続く、
もたらす」だの、「世界へのギフト」だのは、
圏外のさらにまた圏外なのだ。
それらのずっと前の段階で。
私は『私がいてごめんなさいマインド』を隠し持っている人間なのだから。


誤解のないように、
皆さんにはっきり伝えておきたいことがある。

私はこの問いをプレゼントしてくれたタケサンタさんにクレームつけたいとか、Zapass運営に問いを変えてくださいと無茶振りしたいとか、
そういう話では全くない。
断じて、ない。

これは…、よりによって、
そう、よりによって、思いっきり拗らせてる人間の元にこの問いが届いてしまった『巡り合わせの悪さ』によって露呈した、私の黒い影、私自身の問題なのだ。

そういった意味でもこの問いは、まさに私にぴったりだったのではないか?
2023の最後に自分のブラックBoxの中身を大掃除する絶好のチャンスなんじゃないかとすら思えてくる。


さあ、どうする自分??
先ほどAとBの問いに答えたから、私の机の上に材料は大体揃っている。
改めてタケサンタさんからの問いを見直す。

あなたが生まれてきてくれたからこそ、もたらせるこの世界へのギフトとは?

やっぱりキラキラしすぎて眩しい…。

質問が壮大すぎて、自己肯定感が下っ端レベルの人間にはとても直視できない。
どうしたものか。

じゃあ、解像度を下げてみたらどうだろう?

コンタクトレンズを外してサングラスもかけちゃう感じ。
最新のiPhoneでめちゃ高画質な写真を撮るんじゃなくて、
ポラロイドカメラでちょっとぼやけ気味のレトロ写真のイメージでもいいかもしれない。

じゃあ、少し解像度を下げてみた上で、
先ほどの質問を再度見てみよう。

まずは第1の壁『あなたが生まれてきてくれたからこそ

…まだ、苦しい。

でも…、もっと解像度を下げていくと、
すこーしずつ見えてくるものがあるようだ。

これまで自分の人生での関わり合いの中で、
素敵な笑顔を見せてくれた人達が思い浮かぶ。
なんなら、私が帰宅すると嬉ションしちゃう位大喜びする実家の犬まで浮かんできた。

「ああ、自分を受け入れて『好き』を感じてくれる人達は、
こんなにもいるじゃないか。」

ちょっと胸が熱くなる。
何か胸の奥深くで、柔らかくて、あったかくて、ちょっとキュッとする。
私が愛しいと感じる瞬間と存在の数々。
それらの映像が、少しずつ、ゆっくり思い出されていく。

たとえそれが瞬間のことであっても、
これは「あなた(私)が生まれてきてくれた」と、いえるんじゃないか?
そんな気持ちになってくる。

ちょっとずつ、
私の中で、この言葉を受け入れる心の準備が始まってきたような気がする。


◆ この問いが引き起こす、私の心の変化。

解像度を下げてみるという私の試みはまだ続く。

問いの『この世界へ』の部分を、先ほどの『素敵な笑顔を向けてくれる人たちへ』としてみる。
その人達に私は何を与えてあげられるのだろうか???

うーん…ちょっと違う。

何か違和感がある。
与えてあげられるというのは、なんだかちょっと上から目線の匂いがするからだ。
それに相手が喜ぶかどうかを私が規定するのは違うと思う。

きっとそうじゃなくて、
私は『相手がそれを受け取ったときに喜びを感じてくれたらといいな』と願いながら、何かを送ることしかできないのだから。
本来のギフトというのはそういうものなんじゃないかな、と感じる。

喜んでくれるといいな。

じゃあ、私が相手に喜んでくれたらいいなと願って送るギフトってなんだろう?

それはきっと…
胸にグッと熱いものを感じる瞬間だ。


ここにきて、私の内側で何かがグルンと変化した感触があった。

私は私の愛しい全てのものに、
彼らの胸の奥底にグッと熱く心を掴むものを感じる瞬間を
ギフトとして贈りたい

今年のタケサンタさんからのプレゼントの問いに対する
私なりのの答えは、きっとこれだ。


◆ 2023年、サンタさんがくれた私への贈り物


タケサンタさんが私に送ってくれた問いを受け、
自分はどうやってこの問いに向き合ったらいいのだろう…と考え続けること約3週間。
ここまでで既に予定した以上の長文をこのnoteに書いています。
この記事をアップするまでに、一旦書き上げた記事を全部消して書き直しもしました。
陶芸家でいえば、自分が作った作品を見つめ返して、
「ちがーう!!」と叫びながら、その作品を床に叩くような?
(実際は叫んでいませんのでご安心を!)

その後も何度も書いては消してを繰り返し、今に至ります。

私の中にはどうしても自分の存在を卑下してしまう気持ちがあって、
それをずっとブラックBoxの中に隠し持っていました。
この感情とは、
自分の年齢と大した変わらないほどの長い長い付き合いです。
おおよそ家族に近い時間の長さを一緒に過ごしてきたわけです。

だからそう簡単には成仏してくれるものとは考えていません。
むしろ、一生無くならない可能性だってあるかもしれません。

でも無理のどうにかしようという気持ちはありません。
時々思い出して、『困ったなぁ』と思いながらも
長い目で付き合っていけるんじゃないかなと気がしています。

それはまるで、大昔に負った火傷の跡。
普段はもう何も感じないけど、時折ちょっとそこが疼く時もある。
でもなんだかそこには小さな愛おしさすら感じるような、
そんな感覚です。


タケサンタさんがくれた素敵な贈り物によって、
2023年が終わる前に、私の心の棚卸しができたなと思っています。
そしてサンタ役のタケさんが、一旦どんなことを意図してこの問いを私にくれたのか。
いつか機会があったら是非お伺いしてみたいところですが、
もしかしたらきっと、それはタケサンタさんの秘密ということで教えてくれないかもしれませんね。

タケサンタさん、どうですか???

最後に、
この問いを私にプレゼントしてくれたタケサンタさん、
そしてこんな素敵なイベントを企画してくれたZapass運営の皆様に、
深い深い感謝と愛を送ります。

そして、
本当にありがとうございました!!

最後はLoveで締めたいぞ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?