見出し画像

舟を編む

只今絶賛、第二次松田龍平ブームである。第一次は10年以上前だった。きっかけは邦画「アヒルと鴨のコインロッカー」だ。とは言っても、別に一目惚れしたわけではない。なんなら、あの映画の彼の役柄や風貌は別に全くタイプでもなかった。でも、見終わった後、なんだか妙に記憶に残った。あれ?なんでタイプでもないのに、記憶に残るんだろう、と考えたところ、「声」だった。彼の声が、とてつもなくタイプだったのである。

その後龍平君(普段は芸能人は敬称略のフルネームで呼ぶのに、彼だけはなぜか今も昔も龍平君、と呼んでいる)の出てる作品を複数レンタルで見て、彼自身にもハマった。

「青い春」などの彼は最強の色気を持った美少年だし、「恋の門」のはちゃめちゃな役柄の門君もとってもキュートだった。でも、私が好きなのはあくまで20代前半から半ばくらいまでの彼だったのである。その後は飽きて、最近は「あ〜いるな」ぐらいにしか思っていなかったのだが、久しぶりに名作ドラマ「カルテット」をHuluで見て、30代前半〜半ばくらいの彼も素敵だなと思い直し、現在色々見ている。

思った以上にいろんな作品に出ていたので、まだまだ全然見切れていないが、ずっと見たいと思っていた評価の高い映画「舟を編む」を今日ようやく見れたのだった。

三浦しをんの原作はまだ読めていないので、原作との比較は出来ないが、この役の龍平くん、とっても良かった。他の作品でもあまり見た事のない雰囲気の役柄で、かつ彼のおっとりキュート系の魅力が存分に発揮されていた。

極度のコミュ力のなさで周りに溶け込めず生きづらさを感じている、営業部のお荷物だった主人公・馬締が、辞書編集部に移動し、自分の居場所を見つけていく。下宿先にて伴侶も得、一冊の辞書づくりに何十年もかけてのめり込んでいく。地味な話ではあるし、正直思ったより盛り上がりもなかったが、地味に良い映画であった。

そういえば私は「あまちゃん」は見ていないし、あまり興味もないのだが、あまちゃんで共演していた能年玲奈が龍平くんによく懐いており、彼の事を「あらいぐまラスカルに似ている」と言っていた話を聞いて笑ってしまった。…うん、わからなくもない。確かになんとなく、よーく見ると、アライグマとか、レッサーパンダ系の顔をしている。すこぶるキュートである。

てなわけで顔も好きなんだけど、でも、私はやっぱり彼の「声」が大好きなのである。多分、「声」だけで言うと、世界一好きかも(夫よ…ごめん…)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?