ルーシー

はじめまして。ほどほどに読書好きでほどほどに音楽好きのアラウンド・フォーティーです。日々の思った事を自分勝手に連ねていくだけの日記です。live in OSAKAです。

ルーシー

はじめまして。ほどほどに読書好きでほどほどに音楽好きのアラウンド・フォーティーです。日々の思った事を自分勝手に連ねていくだけの日記です。live in OSAKAです。

最近の記事

ポカホンタス、あなたの心はどこ?

ディズニーアニメ映画の中で、私はポカホンタスが好きなのである。 地味なのは、分かっている。プリンセスの中でもおそらく人気がかなりない方だと思われる。だけれども、私はポカホンタスを一番最初に見た時から、なぜか不思議と懐かしい気持というか、なんとも説明がつかない胸がぎゅっとなる感覚に陥ったのを覚えている。 何より、私はあのラストシーンが、とても、とても、好きなのだ。 「アニメ映画」というくくりではなく、全映画のラストシーンの中でもかなり好きだ。セリフはなく、壮大な音楽と美しい風景

    • ナチュラルボーンチキン!!

      金原ひとみ氏の新刊「ナチュラルボーンチキン」を発売日に購入し、早速読了。(作風が好きではないとか、設定が毎回似かよってるとかブツクサいいつつ、ただのファン) もともとアマゾンのオーディブルで先行発売されており、私はオーディブルは未加入なのと、やはり本は耳からではなく、目で読みたいタイプなので、読めずにいたのだが、単行本で発売との事で、これで金原氏の作品は多分コンプリートした事になる(だからもやはただのファ…) 本作もまた金原節炸裂の「らしい」小説ではあったのだが、近年の彼

      • 白髪記念日♡

        今日、さっき、サイゼリアのトイレの鏡にて人生で初めて、自分の白髪を発見した。友人と長時間ダベリにサイゼに行くというまるで学生のような事をしつつ、トイレで白髪を発見してしまったのである。 うちの母親は、今年で70歳になったが、同年代の女性と比べて白髪は少ない。というか、白髪が本格的に出てくる時期もとても遅かった。ドラストの安いシャンプーとコンディショナーをうん十年使いつづけてそれ以外のケアは何もしていないにも関わらず、髪は昔から黒々としており艶があり、長年ずっと同じボブスタイ

        • 午後の日射し

          花の24年組の大御所漫画家様たちの作品について、とりたてて詳しいわけではないが、時々読むとやはりその凄さに息をのむ事がある。 萩尾望都の作品はSF色が強い長編は個人的にあまり好みのテイストではない為全く読めていないが、彼女の良さはSF や耽美な作品だけでなく、ごく日常の話を描いた地味な作品にも十二分に発揮されている。 昔から好きな「イグアナの娘」の短編集。表題作ももちろん好きなのだが、中でもここに収録されている「午後の日射し」という短い短編がとても好きだ。 90年代初頭

          チェリー乗せカルピス論に物申す

          高校生の頃、ティーン向けファッション雑誌の「セブンティーン」が流行っており、友人の間でよく回し読みがされていた。(今活躍されている木村カエラや榮倉奈々の初登場シーン等も覚えており、感慨深いものがある) 私はクソ田舎の山の上にある高校で、NHKでやっていた海外ドラマの「二人はお年頃」「パパにはヒ・ミ・ツ」のような欧米のスクールライフに憧れ厨二病をこじらせ日本の流行を蔑みつつも、おしゃれで都会的な東京の女子高生ライフにも密かな憧れも半分ありつつ、セブンティーンを時々読んでいた。

          チェリー乗せカルピス論に物申す

          天は何物を与えるねん

          「天は二物を与えず」ということわざを、私は一切信用していない。なんなら嫌いな言葉でもある。「嘘つけコラァ(巻き舌)」とすら思っている。 なぜなら、世の中には、何物も持っている人、が多数存在するからである。そりゃあ、ちゃんとした意味を紐解いたら、最終的には「二物を与えず」で合っているのかもしれないが、それは置いといて、シンプルに、あれも、これもできるんかよ、しかも、ちょっとできる、ちょっと上手い、じゃなくて、めっちゃできる、めっちゃ上手いんかよ、という人が存在する。 例えば

          天は何物を与えるねん

          憧れの名前たち

          日々コールセンターで全国各地のお客様対応していると、本当に色々な名前の方に遭遇する。個人情報うんぬんがあるので、ここには書けないが、びっくりするような名字、名前の方もいて、◯◯様、とお呼びかけする時に妙に緊張、ドキドキしてしまう。 珍しい名前、とは言っても、「ぴかちゅう君」とか「えくれあちゃん」等のいわゆる「キラキラネーム」にはまだそこまで出会った事はない。変わってはいるけれど、粋だなあ、素敵だなあと思う名前もたくさんあった。年代は関係ない。意外と年配の方が珍しいかわいい系

          憧れの名前たち

          うぐいすと、ハニートーストにまつわる思ひ出

          そこそこの長さを生きていると、時々、忘れがたい光景や、とりたてて何がすごいというわけでもないけれど、なんとなく記憶に残るような景色に出会う事がある。 いくつかある中で、忘れられないのが、父方の祖父母の家での出来事だ。 以前も少し書いたことがあるが、父方の祖父母の家は、それはそれはもう、凄まじい田舎なのである。母が、結婚前に初めて父の実家に車で訪れた際に「一体どこに連れて行かれるんかと思ったわ」とこぼしていたのを覚えている。 家から徒歩5秒で、山と海。庭はほぼジャングル。

          うぐいすと、ハニートーストにまつわる思ひ出

          美容垢と、ドキンちゃん

          なるべく楽しく暮らしたい お金はたくさんあるのがいい おいしいものを食べたいし 遊んで毎日暮らしたい みじめな暮らしは大嫌い 朝から晩までおしゃれして 世界の中の誰よりも 美しいって言われたい 生まれた時から美人だし 頭の回転すばやいし この世の終わりが来た時も 私ひとりは生き残る 今から7年くらい前、ツイッターでいわゆる「美容垢」界隈が賑わっていた。 「皆〜、(私みたいに)バチバチに綺麗になって行こうな」 「◯◯(サプリ名)飲んで肌を発光させていこうな」 「美は暴力」

          美容垢と、ドキンちゃん

          My  fuckin' 女子力

          なんだかんだで、世間一辺倒な物の言い方に流されてしまう私は、「女子力」という言葉が流行っていた当時、普通にそのワードを使っていた。 「私女子力皆無やし」「○○ちゃんって本当に女子力高いよね」 などと普通に使っていた。いや、というか、無意識に今でも使う気がしている。 でも、「女子力」ってなんだよって思う。もっとこう、文字通りの「ウーマンパワー」的な意味合いで、女性としての強さだったり、女性同士が一致団結して戦う力だったり、そういった意味合いなのであればまだいい。でも、いわゆる

          My  fuckin' 女子力

          舟を編む

          只今絶賛、第二次松田龍平ブームである。第一次は10年以上前だった。きっかけは邦画「アヒルと鴨のコインロッカー」だ。とは言っても、別に一目惚れしたわけではない。なんなら、あの映画の彼の役柄や風貌は別に全くタイプでもなかった。でも、見終わった後、なんだか妙に記憶に残った。あれ?なんでタイプでもないのに、記憶に残るんだろう、と考えたところ、「声」だった。彼の声が、とてつもなくタイプだったのである。 その後龍平君(普段は芸能人は敬称略のフルネームで呼ぶのに、彼だけはなぜか今も昔も龍

          私の尊い「お遊び」の歴史について

          学生時代の私は、今よりずっとずっと、クリエイティブだったなと思う。 例えば小学生の時。友人に誘われて、謎の「イラスト★キッズ」と「シングル★キッズ」というサークル的なものを自分たちで勝手に作って活動していた。 「イラスト★キッズ」はみんなで集まって漫画やイラストを書く活動、そして「シングル★キッズ」は、なぜ「シングル」かは謎だが、ダンボールや新聞紙を駆使して作った偽物のギターやドラム等を使って、バンド等の音楽活動をする、というものだった。誰がやりはじめたのかも今となってははっ

          私の尊い「お遊び」の歴史について

          そのパンチラって、必要なの?

          前にも書いたが、コロナ禍以降、電子書籍ストアのオトクさを知り今まであまり読まなかった漫画を割と読むようになった。もちろん無料の範囲で読む事がほとんどだが、小説同様「ピン!」と来た作品は購入するようにしている。(また今度好きな漫画についても書こうと思う) 我が漫画大国、ニッポンには数え切れないくらいの多種多様な漫画が存在し、正直、絵柄、内容共に似通っているものも多く、数ページお試しで読んだだけで「あー、はいはい。またこのパターンね」と感じるものも多い。 その「パターン」には

          そのパンチラって、必要なの?

          つづ井さんに学ぶ、大人になってもバカでいていいという事

          先日「腐女子のつづ井さん」が実写化されるというニュースを聞き、「セクシー田中さん」の二の舞いにならない事を祈りつつも、そういえばあんまりちゃんと読んだ事なかったなと思いたち、初めてしっかりと読んでみた。 こ…これは、またべらぼうに面白いではないか。あの鉛筆書きのようならふ〜なタッチのゆるい絵柄で、個性的な大人の女性たちがおもいっきり「バカでいる事」を楽しんでいる。世に出るものとして多少設定等変えているとは思うが、ほとんど著者自身の日々の出来事を「絵日記」にしただけ、というノ

          つづ井さんに学ぶ、大人になってもバカでいていいという事

          20年前に書いた物、記憶の忘却再び

          このほとんど誰も読んでいないような弱小noteだけれど、嬉しい事にぽつぽつと「いいね」を頂ける事がある。(ありがとうございます!) だが先日UPしたこちらの自費出版に関する記事↓だけ、なぜか異様に「いいね」数が多く、現時点で44いいねも頂いている。私が想像してる以上に自費出版系で失敗してしまった方が多いのか、それとも私が加入していた某出版社の某自費出版サークル(一応社名は伏せて書いているが読む人が読めばわかると思う)に加入されていたお仲間さん達が読んでくださってるかは分からな

          20年前に書いた物、記憶の忘却再び

          ナディアに櫛をあげた私

          20年程前、短大の短期語学研修でイギリスの海沿いの街で2周間ホームステイをしながら、語学学校に通った。それが私の人生初の海外経験だった。 そこには多数の国の人が英語を学びに来ており、入学時のテストにてクラスわけをするのだが、一クラス大体10人少しの少人数生で、私のクラスにはイタリア、スペイン、トルコ、韓国、など色んな国籍の人がいた。 中学生くらいから欧米文化に強い興味を持ち、フルハウスをはじめとするNHK教育の海外ドラマ枠を毎週見て「THE・アメリカン・ファミリー」や「欧米

          ナディアに櫛をあげた私