【原田ゼミ6期ブログ】大学の研究と、自由研究。どう違う?明治大学の教授方にも聞いてきた!
こんにちは。2回目の登場です。
原田ゼミ6期副ゼミ長 志門です。
僕は、岡山で生まれ、兵庫県で中高時代を過ごし、大学で東京に上京してきました。ちょっとずつ東に東に移動してますねぇ。
次はどこにいくんでしょうか???
さて、今回は「大学生における研究と、夏休みの自由研究はどう違う?」という内容について、自分なりに考えをまとめてみたいと思います。
最後には、明治大学の教授方のインタビューも載せているので、ぜひご覧ください!
はじめに
みなさんは、小学生や中学生時代に“自由研究”ってやりましたか?
僕は、お手伝い日記を書いてみたり、家の庭でアサガオやヘチマを植えてグリーンカーテンを作って温度の違いと調べてみたりした思い出があります。そんな私も大学でゼミに入り、初めて『学術研究』に触れることになりました。
大学生における研究と、夏休みの自由研究。
この2つは、一見似ているようでありながら、実際には多くの違いがあります。本記事では、大学生の研究と、小学生や中学生が行う自由研究の違いについてわかりやすく紹介できたらと考えています。
夏休みの自由研究
夏休みの自由研究といえば、主に小学生や中学生が行うもの。
興味の探求
子供たちが自分の興味や関心に基づいてテーマを選び、調査を行います。例えば「朝顔の育て方」や「昆虫の観察」など、自分が興味を持つテーマについて調べることが中心です。
日常生活や自然界に関するテーマが多く選ばれる。
これが夏休みの自由研究の特徴と言えるのではないでしょうか。これにより、子供たちは自分の好奇心を追求する楽しさを体験できることが醍醐味と言えます。
調査方法
自由研究では、基本的な観察や記録、簡単な実験が主な活動となります。例えば、植物の成長を毎日観察し、記録することや、簡単な化学実験を行うことなどが一般的です。
子供たちにとって身近なテーマを探求することができます。毎日植物の成長記録をつけたりするの楽しかったですよね~
学習の楽しさ
自由研究の目的の1つは、子供たちに学習の楽しさを感じさせることです。自らテーマを選び、調査を進める過程で、学びの楽しさや達成感を味わうことができます。
また、自分のアイデアを形にし、独自の方法で問題を解決する能力を養います。さらに発表やプレゼンテーションを通じて、コミュニケーション能力やプレゼンテーションスキルも向上させることができると考えられます。
自由研究の目的
子供たちが自主的に学ぶ力を育む貴重な機会。子供にとって、自分の手で問題を解決し、新たな知識を得る楽しさを経験することは、今後の学びや成長に大きな影響を与えます。
興味の探求、基礎的な調査、学習の楽しさなど、多くの学びの要素が含まれているのが夏休みの自由研究です。
大学生の学術研究
大学生の研究は、既存の学問的文献や研究成果を理解し、それに基づいて新たな知見を提供することが求められます。例えば、学術研究を行うには、数十本以上の先行研究を読む必要があります。自分の研究がどのように既存の知識に貢献するのかを明確にすることが必要です。
仮説の設定・検証 批判的思考
大学生の研究では、仮説を設定し、それを検証するための方法論を確立することが重要です。これは、科学的な方法に従い、実証的なデータに基づく証拠を集めることが求められます。これは、小学生の自由研究とは大きく異なる点です。
大学生の研究は、単に情報を集めるだけでなく、その情報を批判的に評価する能力も必要です。インターネットの情報を鵜呑みにするのではなく、複数のソースから情報を検証し、信頼性を判断する能力が求められます。
さらにいうと、Wikipediaは使えないことが多いです。なぜなら出典明記がされていないからなんですね。 大学のレポートと研究ではその点が大きく異なります。
社会的インパクトと、アカデミアにおけるインパクト
研究を進める際には、社会的意義とアカデミックな意義の両方を意識することが重要です。研究者は、研究成果がどのように社会に影響を与え、また学術分野に新たな知識を提供するかを考慮する必要があります。これにより、研究の質が高まり、社会に対する有用性が増すと同時に、学術的な評価も高まります。
さらに、研究の社会的インパクトは、政策立案者や実務家、対象業界にとって実際の課題解決のための有益な知見となることが期待されます。例えば、気候変動に関する研究が新しい環境政策の策定に役立つことや、医療分野の研究が新薬の開発に繋がることがあります。
大学発の特許技術が新たなテクノロジーに応用されたりする事例は結構ニュースとかでも聞きますよね。
一方、アカデミックなインパクトは、学術誌への論文掲載や学会での発表を通じて評価され、新たな研究課題の発掘や他の研究者とのコラボレーションの促進に寄与します。
インパクトとか色々難しいけど、それって結局何なん?
??って思った方。それが当然の反応だと思います。
もっと噛み砕いてお話しします!!
例えば、あなたが「プラスチックごみの減少方法」を研究するとします。研究を通して、プラスチックごみを減らすための新しいアイデアを見つけたとします。そのアイデアが政府や企業に採用されると、社会全体でプラスチックごみを減らす取り組みが進むかもしれません。これが社会的インパクト。
同時に、その研究結果を論文として発表し、他の研究者があなたの研究を参考にして、さらに新しいごみの減少方法を考え出すかもしれません。これがアカデミックなインパクトとなります。
大学生の研究と、自由研究はどう違う?
3つにまとめました。
1.方法論の厳密さ
大学生の研究は、厳密な方法論に基づいて行われます。
仮説設定、データ収集、分析、結論の導出など、科学的な手法を用いて実証的な研究を行います。
一方、自由研究は、簡単な観察や記録、実験が中心となります。
2.批判的な思考と検証
大学生の研究は、情報の批判的評価や複数のソースからの検証が重要です。
これは、社会人として生きていく上でも必要な能力です。一方で、自由研究では、情報の批判的評価や複数のソースからの検証が求められることは少ないと言えます。
3.先行研究との関連
大学研究は、既存の先行研究との関連を明確にし、新たな知見を提供することが求められます。一方、自由研究は、先行研究との関連を意識することは少なく、自分の興味を中心に進めることが多いという点が異なります。
明治大学経営学部の教授にも聞いてみました!
原田将 経営学部教授
学生研究と、教授方が行う研究はどう違いますか?
大学生の研究と自由研究の違いはなんですか?
学生にはどのようなことを期待していますか?
先生が研究を行う際に重視する点は何ですか
古川裕康 経営学部准教授
明治大学 経営学部 准教授
博士(経営学)
専門:グローバル・マーケティング
明治大学古川ゼミの公式サイトはこちら!
https://furukawa-meiji.com/
⇧これが出典明記ってやつですね!⇧
研究活動の意義について教えて下さい!
大学生の研究と、自由研究はどのように異なると考えていますか?
学生にはどのようなことを期待していますか?
最後までご覧くださり、ありがとうございました!研究って面白いんだよってことが少しでも伝わったのなら、嬉しいです。
次回は広報のセウン!どんなブログなのか僕もむっちゃ楽しみです!
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