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いつもの八百屋で、いつもより100円高いきのこを買った

引っ越しを1週間後に控えました。
久しぶりの新生活、わくわく。

でも、なんだかんだで中高時代と就職後あわせ9年間住んだ街。出社日帰りに寄るスーパーや、黒胡麻ラテの美味しさを教えてくれたカフェ。もう当分来れなくなるなぁと思うと、とたんに寂しい。

そのなかでもひときわ、離れたくない心の拠り所。

取ってかえられない八百屋の話

↑イメージ

その八百屋の店員さんは皆さん元気ハツラツそのもの。辺りはいつも「おすすめだよー!!!今日は特売だよー!!!」が響きわたる。

私がこの八百屋さんに好んで行く理由。鮮度や価格といったTHE 理由もあるけれど、他にも要素がほんとうに多くって。

  • 気さくだけど、間合いと会話量がちょうどいい

  • おすすめだけじゃなくて、非おすすめも正直すぎて心配になるくらい教えてくれる

  • 根本のお野菜愛(野菜話のなかだと「こんぽん」がこんなにわかりづらいとは)

ふとこの八百屋さんを離れることを想像し、ここには購買体験を求めに行っていたんだと気付かされました。

新天地でも、こんな素敵なお店と出逢えるといいな。

ということで、今日も今日とて

店先のおじちゃんに「この前買った新玉ねぎ、甘くてトロトロでおいしかったです〜!」と伝えたらすごく嬉しそうにされていた。カワイイ。

今日は椎茸が2種類、ハウスものと原木ものが陳列。「お姉さんは、原木ものが今ここに並ぶまでの苦労を知っているかな?」そう原木きのこを力説され、(これは+100円以上の価値だな)と確信。購入。

「トマトは夏が旬のイメージがあるけど、実は3~4月の初物がいっちばん美味!特にこの○○農園さんのがピカイチだ」

「ヤングコーン?だめだめ、まだ高いからもう少し待ちなさい。食べるときは天ぷらがおすすめだよ」

「牛蒡はそっちの安いものの方が美味しいよ。土は無理に全部落とそうとしなくても、くしゃっとしたアルミホイルである程度綺麗にしたら大丈夫だからね」

やっぱり愛と知識のあるひとの話は、聞いていてほんとうに楽しい。

私もこんな素敵なひとになれるように生きよう。
そう思った今日の八百屋体験でした。

立派なお野菜ときのこたち
最近ハマりのシンプルせいろ蒸し。
何も付けない、素材だけの味が本当においしい。

おまけ:本日のスフパンちゃん
でっかい卵焼き?

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