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今年Netflixで観たドラマ3選

 最近はよく Netflix でドラマを観ます。

 好きなのはミステリーや刑事モノ。昔は医療ドラマの『ER~緊急救命室』をよく観ていましたが、最近は『メンタリスト』のような犯罪捜査ドラマの方が好きです。

 苦手なのは恋愛物やアクション系。コメディ要素が一切なく、特に恋人が亡くなるような悲しい純愛物語は進んで選びません。SF も現実味がないせいか、途中で飽きてしまうことが多いです。

 今記事は、そんな私が今年観て面白いと感じたドラマ3選です。


1.How to Get Away with Murder(殺人を無罪にする方法)

 2014年~2020年までアメリカで放送された法廷ドラマです。

 主人公は刑事裁判専門の凄腕弁護士で、ミドルトン大学のロースクールで犯罪学を教えるアナリーズ・キーティング。自身の法律事務所のインターンとして選抜した学生5名とともに法廷で争う日々を過ごします。そんなある日、女子大生失踪事件が起き・・・。

 物語では未来の出来事を描写する先説法(フラッシュフォワード)が用いられ、なぜその事件が起きたのかを探っていくことで緊張感と好奇心を駆り立てられる構成となっています。特に主人公のアナリーズ・キーティングを演じるヴィオラ・デイヴィスの白熱した演技は圧巻です。

 それにしても、よくこんなストーリーを思いつくよなあ・・・と感じたドラマでした。

◇◇

2.Bletchley Circle: San Francisco(ブレッチリー・サークル:サンフランシスコ)

 1942年、第二次世界大戦中のイギリス・ロンドン。暗号解読員のクレア・ホプキンスが殺害されているのが見つかります。それから14年、同様の手口を使った事件がサンフランシスコで発生し、それを知ったクレアの元同僚のミリーとジーンはサンフランシスコへ向かいます。戦時中にやり取りをしていたアメリカ側の元解読員も加わり、4人で事件を解決していくミステリードラマです。

 殺人などの激しい描写はなく、落ち着いて観ることができます。主人公の女性たちが元暗号解読員だったこともあり、見どころはその経験で培われた分析力と洞察力。時代が時代なので、コンピューターではなく手作業で謎を解いていくところがポイントです。当時の時代背景も知ることができ、現代ドラマとは違った面白さを堪能できます。

 とっても私好み。シーズン2を作ってほしいドラマ No.1ですが、続編はなさそうなので残念です。2012年~2014年までイギリスの ITV で放送されていた『ブレッチェリー・サークル』のスピンオフらしいのですが、どこかで観れないなあ・・・。

◇◇

3.Manifest(マニフェスト)

 2018年~2023年までアメリカで放送されたミステリードラマです。

 2013年4月7日、乗客と乗員の合わせて191名を乗せたモンテゴ航空828便がジャマイカからニューヨークに向けて出発します。途中で突然の乱気流に巻き込まれるも無事に到着。しかし、飛行機が着陸したその世界は、5年半もの月日が経過した2018年11月4日でした・・・。

 SF、ミステリー、サスペンス、人間ドラマとさまざまな要素が詰まったドラマですが、謎を解く鍵は聖書とエジプト神話。SF系はあまり観ないこともあり、最初はその面白さを掴み切れていませんでしたが、ストーリーが進むにつれて惹きこまれるようになりました。

 また、何気に重要なメッセージが含まれている(と感じた)ドラマでもありました。おそらくネタバレにはならないかと――。

  • "It's all connected.":すべては繋がっている。

  • 自分をゆるすこと。人が生きる上で最も難しいことであるが、自分を救う唯一の方法である。

  • 誰かに許してもらうことと、自分を赦すことはイコールではない。自分が傷つけてしまった人に許してもらうことができたとしても、自分で自分を赦さない限り、本当の意味では救われない。

  • (神からの)コーリングは、正しい行いをさせるためにやって来るのではない。コーリングは、私たちに選択する機会を与えているだけだ。

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 今は、フランスドラマの『Lupin/ルパン』を観ています。

 映画しかり、フランス作品をちゃんと観るのはこれが初めて。ミステリードラマですが、文化の違いも感じられて、今のところ興味深く観ています。


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