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#109 サルコペニアという怖さ

皆さんは『サルコペニア』という言葉を
知っておられますでしょうか?

サルコペニアは、加齢や疾患により
筋肉量が減少して、筋力の低下、
身体機能の低下をきたすことを意味する
言葉をいいます。

具体的には、筋肉が減り、
からだの機能が低下した状態を指します。

この状態は、65歳以上の高齢者の1〜29%に該当すると言われたりしております。

サルコペニアになってしまいますと、
歩く、立ち上がるなどの日常生活の
基本的な動作に影響が生じ、
介護が必要になったり、
転倒しやすくなったりしてしまいます。

筋肉(筋力)は40歳頃から少しずつ減少し、70歳を超えた頃から自覚症状を認めるように
なると言われています。

サルコペニアは、加齢に伴う様々な変化に
よって引き起こされてしまいます。

原因の例としましては
・運動量の減少
・栄養不良
・神経系の問題
・慢性的な炎症
・酸化ストレス
・ホルモンの減少
などが挙げられます。

上記の原因の中で、
特に大きな影響を与えますのは
運動量の減少に伴う筋肉量の低下かと
思われます。

サルコペニアの代表的な症状として
挙げられますのは
・頻繁につまずいたり、転びやすくなった
・歩く速度が遅くなり、青信号の間に
横断歩道を渡り切れない
・握力が低下して、ペットボトルのフタが
開けにくい
・ふくらはぎが痩せてきた
などになります。

サルコペニアの予防法のひとつとしましては
抗重力筋と呼ばれる筋肉を強化することが
重要になります。

抗重力筋に関しましては、こちらの投稿も
見ていただけると幸いです。

中でも、下肢の筋肉は、全体の70%を
占めるとも言われておりますので、
太ももの筋肉やお尻の筋肉を鍛えていくことは大事になります。

サルコペニアは、現代の若い世代にも
無関係ではありませんので、
老若男女関係なく、ご自身のお身体を
気にかけていただけると幸いです。