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掘り下げて考える

パラレルキャリアをスタートさせて、
"自分は何をしたいのか”
"どうしてそれをやりたいのか"
を掘り下げることが多くなった。

「精油の力を借りて、日常の中に自分だけの時間と癒しを」
というのが大きなテーマなのだけれど、
それをもっと掘り下げると、
「生きにくさを感じている人に癒しを」
というのが出てきた。

なんだか壮大なテーマ。
だけど、20代の私が1番どうにかしたかったこと。

10代の終わりにパニック障害を発症して、
かれこれ10年以上。
今は普通に働けているし、他の人よりも活動的かもしれない。
もちろん、いまだに体調や気分の浮き沈みはあるけれど
自分の症状に一喜一憂しなくなってからは
生きにくさはほとんど感じなくなった。

それでも、発作が起きれば体に力は入るし
普段からわりと緊張していることが多いのか
私の身体はガチガチだ。
意識しなければ呼吸も浅い。

20代の頃はこれに加えて心もガチガチ。
友達と旅行にいけない。
好きな人ができても、デートを楽しめない。
電車や車に乗るのが怖くて仕方ない。
密室で行われる会議、
美容院や歯医者、マツエクサロンでの緊張感。
とにかく、生きづらくて仕方ない毎日だった。


あんなに苦しくても喉元過ぎれば忘れてしまうもので、
最近はあの時憧れていた"普通の人"と同じように生きている。

それでも、たまに起きる発作のたびに
「この経験をしてきた私にしかできないことがある」と思う。

今に生きにくさを感じている人へというのはもちろん、
過去の自分自身が報われるように。

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