一大学生による様々な人から聞いた福祉の実態

はじめまして。私は山口大学経済学部経済学科2年生の川田海栄と申します。幼少期、父親が会社を経営していたということもあり、税金の話や中小零細企業の実態をまじまじと見てきました。また、高校生徒会長をした経験から縦社会である学校の実態も少しばかりか鑑みることができました。その時に感じた社会の不条理を少しでも減らしたい。との思いで政治家を志している訳ですが、最近こんなことがありました。ある人と福祉の現状について話した。それがきっかけでこのような記事を書くに当たった。

私の過去のnoteやnewspicksをご高覧いただければわかる通り、労働や福祉などについて意見を述べている。それはまさに、両親の働く姿を見ているからその事に関心があったり、母親が病気になったことがあるからです。

話を戻しますと

先の衆院選を通じて安倍晋三首相が約束した介護職員のさらなる処遇改善 。政府は来月にまとめる2兆円規模の新たな政策パッケージに具体像を盛り込む方針だ。

という記事を見つけました。介護に関する資格を取ってその専門性を高めている人材を優遇することで、キャリアアップの道筋を分かりやすく描く狙いである。将来の生活をうまくイメージできるようになれば、新たに参入してくる人の増加や業界への定着につなげられると見ている。

この図をみればわかる通り、老人福祉、介護事業の倒産件数は増加傾向にあり、負債額も150億円を突破している。

また、11の介護関連団体と職能団体は11月15日、加藤勝信厚生労働相らに対し、介護現場を守るために集めた180万超の署名の結果を報告した上で、介護職員の処遇改善に関する財源を介護報酬とは別の財源で手当てすることを要望した。とのこと。

具体的に申しますと、同日に開かれた記者会見では、全憲太郎会長は、関連の団体が団結して署名活動をしたのは今回が初めてだとした上で、「介護職員処遇改善加算の分は、介護報酬の財源ではなく、別財源で介護職員の処遇改善や人材確保をお願いした。それを除いた部分で介護報酬プラス改定を要望した」と述べた。https://www.cbnews.jp/news/entry/20171115204227

 利益率が高い事業所もあれば、そうでない事業所も存在する。故に、各事業所の利益率によって介護報酬を変えるのであろうが、結局現行でも、そのようにしているのに、また別財源から処遇改善や人材確保を求める理由がわからない。また、事業所目線でしか物事を捉えていないのではないか?

                                     
先日の私と知り合いの会話を紹介する。

知り合い


これが福祉のリアリズムである。

「介護家族の思い」を歌にして活動している介護士シンガーソングライターかんのめぐみさん。

香川県内を中心にして、介護福祉士に従事しながらアコースティックギター片手にライブなどを行っている。仕事をしている中で、利用者の何気ない一言を大切にし、彼女の喜びや疑問を歌にしている。記憶にも新しいが、ノーベル賞を受賞したボブ・ディランが戦争に対する風刺をしたように、今の福祉の現状を風刺し社会に伝えていくということは必要なことだと思った。ちなみに、私は「トナリの長屋」という曲が一番スキ。
https://youtu.be/3YHKkhcWJgo

http://kannou-megumi.wixsite.com/kanno-music-kagawa

開発途上国の人材を受け入れ、その国の経済発展を担う「人づくり」に協力する「技能実習制度」

http://abcgroup.com.vn

開発途上国の人材を受け入れ、その国の経済発展を担う「人づくり」に協力する「技能実習制度」である。そもそも介護に従事する人が少ないのなら、人材を海外から登用すればよいという考え方ではなく、単に技能の移転が目的だと主催者は言う。当面は様子見という段階に留まっている。

業界大手のソラスト(港区)学研ココファン(品川区)などの介護業界でもこのような動きは活発であり、これが伝播していけば人材不足を少しでも改善できるだろう。

技術移転が目的であるので、海外の従事者が日本の技術を学ぶことで彼ら彼女らの国での介護にも大いに活かしうるし、日本の不足も補いうるだろう。

[総評]

介護を必要としている人がサービスを受けられない。また、介護に従事している人が賃金や優遇の欠乏により、生活できないということはあってはならない。介護=労働は生きるために必ず必要なことであるからだ。LGBT(性的マイノリティ)なども同じように実態がわからないなどが介護の現状に対する理解不足が生まれていると考える。深く調べたのは、先程の人に出会って現状を知ったからであり、それがなければ当事者意識もなく、理解も十分にしない可能性もあった。しかし、出会ったのである。少しでも、ご高覧頂いている方の興味を引き付けることができたらなあと思い、この記事を書きました。拙い文面です。ご指摘、ご意見などがございましたらご享受ください。若輩者ではございますが、日々精進して参ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?