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自ら舵を切る学びへ 『Qilot』が目指す新しい形の学び

将来の夢は?と聞かれて
医者!と答えていた時期がありました。
フジテレビ系列で放送されていた「コードブルー」
どハマりしたのを覚えています😁
まだ小学生でした笑
昔から何かと感化されやすい人間です!

こんにちは
LtG Start up Studio公式noteへようこそ!
現役大学生のこーさくです。
最近、なんとなく書くスピードも上がってきて
文章に自分の思いを載せることができるようになってきたなと
僕なりに思っています。
お読みいただいている皆さまからも
「すごくいいじゃん!」という声をいただいた
前回のTGIFの記事お読みただけましたでしょうか?
まだの方は是非!

さて、今回はファウンダー紹介第三弾です!
今回は株式会社Qilot 代表の萩原達也さんに
インタビューさせてもらいました!

小学校の先生からスタートアップの道へ
新しい学校の形とは?
迫っていきたいと思います。

まずは萩原さんの生い立ちから!

萩原)生まれは静岡県沼津市です。三島の隣町です。
小学6年生の時に教師という仕事に憧れを抱きました。
そこからはひたすら「俺は教師になるんだ!」と周りの仲間に口に出して言ってたんです。
その結果、言ってしまったがためにそ道から外れることができなくなってしまい笑
そのままとんとん拍子で大学に進学し、新卒で教師になりました。

沼津市で公立の小中学校でトータル9年間、教員としておごとをさせてもらいました。
「やっと自分の目指していた仕事につけた!」という感情とともに
大好きな子供たちと幸せな時間を過ごすことができて
めちゃめちゃハッピーな気持ちで毎日を過ごしていました。

ただ、一方で大きな課題を感じました。
公立の学校だからこその難しさ、壁。
文部科学省という大きな母体があるということでした。
地方公立の教員は本当に末端の人間なので、やっぱり変革を起こすというか
何かアクションを起こすことは難しいなということを肌で感じました。

「これは一度、外に出てみるのもアリかもな…」と思うようになりました。

僕なりに自分の思い描く教育っていうものがあって、北欧の教育がすごいんですよ。ヨーロッパが特にすごいんです!そこに影響を受け、
やってみたい!という思いで公務員を飛び出し、
1年間個人事業主として活動しました。
そうすると、僕の思いに賛同してくれた大人たちが次々に集まってきてくれて、現在の会社を立ち上げたというのが背景です。

(萩原先生が衝撃を受けた!?北欧の教育とは?)↓↓

--ありがとうございます。
僕自身も親父が体育教師だったので公立の先生というものを間近でずっと見てきたんですけど、公立ならではの壁ってなかなかありますよね。
親父がよく一般企業と市役所に例えて違いを話してくれたことを思い出しました。

親が先生だと先生になるというケースが僕の周りでは意外と多いイメージなんですけど、僕は今のところ全然そんなことなくて、
裏側をたくさん見てしまった分なれないなと感じてしまったんですよね。
先生って難しいなと。
だからこそ、萩原さんにも自然と尊敬という二文字が湧き上がってくるんです。

いつ頃から、この事業は始められたんですか?

萩原)会社になったのは2022年の6月です。本当にまだ半年くらいですね。
準備期間が一年ありました。

--なるほど!ではQilotではどのような事業を展開されているんですか?
簡単にプレゼンをお願いします!

萩原)はい!Qilotという社名からお話しさせていただきます。『Q』という頭文字から。問いを持つ、社会課題を見出す、QuestionのQです。後ろの『ilot』の部分は自分で人生の舵を切ろうよ!という思いからです。
どこか日本という国が他人軸で生きてきたというか誰かやってるから、自分もやる多数派が正義みたいな側面が強くある気がして。特にそれは学校現場で強く感じたんですよね。

例えば僕の担任しているクラスだけが、何か突飛なことをやらせてもらえたとしても、次の年になってしまうとクラスが変わって
またそれが埋もれて行ってしまう。
これをどうにか変えていきたいなという思いが強く
自ら「これをやりたい!だからこの道に進む」
自分の意思で行動できる子供たち
育てていきたい。
そういった思いから
自ら舵を切る『Pilot』操縦士といった意味の言葉から後半部分(ilot)を取りQilotという名前をつけました。

--なるほど!社会課題に向かって自ら舵を切っていくQilot!
素敵ですね!

自ら舵を切る学びのために

萩原)じゃあそれを実現するために、具体的に何をしていくのか。
自分の好きなこと、探究心、好奇心といっところを軸に
PDCAサイクルというものを小学生のうちからやっていくというものです。

PDCAサイクル

PDCAサイクル

自分で計画を立ててみて、やってみる。
そうすると絶対にうまくいったところ、
いかなかったところが出てくるんです。
それをさらに分析して行って次の計画につなげていく。
これって大人でも意外と難しいんです。

急に社会に出た瞬間に「さあ、やってください」
って言われても大変だと思うんです。
だからこそ小さうちからそういった経験をしていくことが必要かなと思います。
そうすると、いろんな成果が出てくるんですよ。
何も考えずに、なんとなく過ごすのではなく
どこかに意図を持って
我々大人がしっかりと寄り添っていく
そんなことをしています。

先日、Qilotの生徒さんの中学生の子が
レストランのメニュー表を作ってなんと採用されたんですよ。
コンペだったんですけど、金額でいうと2万円を手に入れたんです。
中学生にとって2万円なんて大金じゃないですか。
でもその子自身が頑張って手に入れたお金に変わりはないわけで
そういった体験を小さなうちからしていくことが重要だと思うんです。

よく大人は「まだ早い」「勉強しなさい」って
言いがちなんですけど
実は、やってみたいと思った時が
一番熱量があって、
一番学びに対する意欲がある瞬間で
そこを逃すのってものすごくもったいないことだと思うんです。

そんな意欲を持った子供たちが
現在Qilotには在籍していて
「ここちょっと甘くない?」「ここもっと長期的に立てみてもいいんじゃない?」など
大人がしっかりと伴奏しながら目標に向かっていくということをしています。

--すごいですね、まさに新しい形!
僕自身もやりたいな!と思うことがあっても、漠然としていて
向かい方がさっぱりわからなかったという経験はしたことがあります。
結果、できないやと自分で決めつけ諦める。
それがこのQilotの誕生によって、できないことってないんだ!って思えるような存在になるのではないのかなと思いました。

萩原)ありがとうございます。
現在生徒さんは15人ほど。
数で見ればまだまだこれからですが、一人一人が本当に志高く頑張ってくれています。
僕らもそこに応えたいという思いで日々頑張っています。

日本って夢を持ててない子が
たくさんいるんですよ。
でも僕は、夢がないっていうことが悪いことではないという立ち位置ではあるんです。
ただ、夢があったら強みになるよねっていうのは間違い無いと思ってます。
僕が小学6年生のときに教師を目指し、その職につけたという実体験があるからこそ、夢へのエネルギーっていうのはものすごく大きいものなんだと。その夢を見つけるお手伝いができたらなと強く思います。

義務教育のうちから、例えばクラスメイトにプロと同じソフトを使って
ゲーム作ってる子がいたり、作曲やってる子がいたり、デザインで認められる子がいたり…
そういったことが起こることで、
「俺でもできるんじゃないか」
と志す子供達が増える。
そういった化学反応も面白いんじゃないかと思うんですよね。

ここが強み!Qilotの魅力

--ありがとうございます。
じゃあ、学校に通いながらプラスアルファでQilotで学ぶという形ということですか?

萩原)そうですね!中にはQilotだけで頑張っていくという子もいますが
基本的には通いながら、放課後や休みの日に取り組むという子が多いです。
どんな形でも僕たちは一人ひとりに寄り添っていきます!

また、Qilotではアウトプットの機会を
意図的に多く設けています。
伝える力を養うとともに、周りの仲間からの評価が次につながると考えています!

やはりともに学ぶ仲間というのは大切。
目標に向かって頑張る仲間、高め合う中で
「生涯の友達」と呼べる存在に出会ってくれることが何よりの喜びです。

``探究型``オンラインの習い事という位置づけですね。

詳しくはこちら↓

教員からスタートアップへ!やっぱり難しかった

--ありがとうございます。今このような会社を立ち上げられて
学校の先生から、起業家へ進んだ萩原さん。
難しいと感じたことや、目の前に立ちはだかった壁なんかもあれば教えてください!

萩原)三つですかね。
やっぱり一番大きかった壁はそれまで教員畑だったということです。
周りに先生しかいなかったので。
例えば数字を追いかけるだとか、結果を出さなければいけない、日時を指定してそれまでにこれだけのことをやらなければならないなど
そういったことが結構僕からするとストレスだったんですよね。
ハードルが高かったんですよ。

営業の仕方もわからない。
もっと言えば、教員ってアポとかも基本取らないので
同じ教育という分野を届けてるのに
全く違う世界だなってのは苦労しましたね。

そういった意味でこのLtGさんに出会えたのは本当に大きかったですね。

二つ目はチームビルディングです。
仲間は集まったものの
僕らの会社は基本事務所を持たない、オンラインで完結する会社なので
そういった形のチームビルディングってどうやるのが一番正解なんだろうと
学校とは180°違う環境なので
仲間との連携は本当に苦労しました。

三つ目はシンプルにお金の面です。
ベンチャーやスタートアップならではだと思うんですけど
やっぱりお金ってないので…笑
最初の頃は手伝ってくれてる仲間にも
いわば給料払えてないとかザラにあるわけですよ。

それを仲間は優しさで「良いよ」といってくれるんですけど
逆に僕にとってはやっぱり心苦しいし
なんとかしたいわけですよ。

だからこそ、なんとしてでも形にして軌道に乗せてやる!
って思いが強くなりましたね。

今後の未来、Qilotが目指す姿

--その苦労があってこその今の形ってわけですね!
では今後、Qilotが思い描く姿を教えてください!

萩原)はい、先ほども話したんですけど
「自ら舵を切る子を増やしたい」です。

今のこの日本という国に、僕は危機感を覚えていて
他人の影響をもろに受けて育つことによって
「自分はダメなんじゃないか」と思ってしまう、
自身のない子が増えてしまっている側面があると思っていて、
他者比較がすごく影響していると思うんですよ。
周りと同じことをすることによってどうしても
比較が起きてしまうんですよね。

でも、どんな子にも才能はあって
5教科できなくても別のことでものすごく才能を
持っている子がいるかもしれない。
そういった子がもっと輝けるような社会を作っていきたい。

その場所の一つとしてこのQilotがあって
もっと生徒さんが増えて、自信を持って
社会に飛び立っていく子供達を1人でも多く
育てていきたいなと思います。

オンラインならではの強さである
場所を気にしなくて良いという点をフルに活用し
世界と繋がることもできますしね!
日本全国に、展開していけたらなと思います!

こーさくと萩原さん
風が強い中のインタビューでした!

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萩原さんありがとうございました!
いかがでしたか?
QilotのHPはこちら↓

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LtG Start up Studioはこれからも頑張っていきます!
それではまた!


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