見出し画像

No10 Heart Soul 2023年6月

“heart”と soul ”って、何が違うの と言う野暮な質問は脇に置いて、まずは「心のままに」、「一心不乱」にそして「全身全霊」で夢中になること、それが“heart & soul ”の境地です。そのフレーズは、music の世界では象徴的に使われており、私の感覚では、「一体感」や「ノリ」を表すgroove とも重なりますし、“ soul music の原点である“ gospel & blues ”の spiritful
な叫びやうねりを貫くものです。 私が最初に“ heart & soul ”に出会ったのは、社会人1年目に、ジャズピアニストの巨匠シダー・ウォルトンと至高のベーシスト ロン・カーターという珠玉のデュオによるスタンダード・ナンバーの同名のアルバムでした。
次に出会ったのは、サザンオールスターズの「真夏の果実」の中で 『 四六時中も好きと言って夢の中へ連れて行って 忘れられない Heart & Soul 』 と歌う歌詞でした。 我が故郷の鎌倉・稲村ケ崎に20 年に 1 度やって来る伝説の Big Wave 「稲村ジェーン」をテーマにした映画の主題歌でしたので、忘れられないフレーズとなりました。
そして、この 3 年ほど時々通うようになったのが、横浜・関内にある Live House 「 HEART & SOUL 」です。
今は無き本牧の米軍キャンプにあったライブバーの雰囲気を残し、 60~80 年代のオールディーズ、ソウル、 R B 、ロック、ディスコ、ポップス等の名曲を生演奏で楽しみ、この手の店では珍しいくらい広いステージ前のダンスフロアでグルーヴが繰り広げられるそんな空間です。 私の五感を掻き立てる波は、音楽に国境は無く、多様性と共通性の交わりを細胞から感じられる時間を生むのです。

スティーブ・ジョブスのスタンフォード大学卒業式での伝説のスピーチで、ジョブスは、“And most important, have the courage to follow your heart and
intuition.”と言っています。 ライフシフト大学 8 期の授業も半ばに差し掛かりましたが、ミドルシニアにとって、実は最も困難で最も重要なことが、まさにこの点です。長年培った学びやその目的、即ち「Learn( ing Goal 」を一旦ご破算にし、自らの心や魂/直観( Heart & Soul )に従う勇気を持ち、自分らしい新たな「目標」を設定し、「学び」直していくことこそが、天命を生きることになるのではないでしょうか。

写真は横浜・関内の「 HEART & SOUL 」の店内です

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?