記事一覧
【翻訳】小さい3betへのディフェンス【MTT、エクスプロイト】GTOWブログ.122
トーナメントポーカーには精密さが求められる。キャッシュゲームでは、スタックが通常数百bbになるため、プリフロップのレイズサイズやコールレンジの多少の違いには寛容である。後で差を埋める余地があるからだ。
トーナメントでは、洗練された対戦相手はポジションとスタックサイズに適応し、最も厳しい決断を迫るために3betのサイズを正確に調整してくる。例えば、20bbから25bbのスタックの時に3betに直面
【翻訳】HUでSBのプリフロップのミスをエクスプロイトする【MTT、エクスプロイト】GTOWブログ.121
ふぉトーナメントにおけるヘッズアップのプレイは、一般的なプレイヤーにとって特別な課題となる。多くのトーナメントプレイヤー、特に大規模なMTTをプレイするプレイヤーが、ヘッズアップを経験することは稀である。この記事では、スモールブラインドの対戦相手がプリフロップのHU戦略で見せる変化を3つの例を提示し、ビッグブラインドの私たちがどのようにそのバリエーションをエクスプロイト出来るかについて解説していく
もっとみる【翻訳】OOPプリフロップレイザーのCbetについて【CASH】GTOWブログ.120
ポーカーにおいてポジションは大きなアドバンテージである。ほとんどのプレイヤーは、インポジション(IP)であることと、プリフロップのレンジが強いことをコンフォートゾーンと感じるだろう。レイトポジションからレイズし、ブラインドの一人からコールされる時に発生し、これはポーカーにおける「基本形」と言える。相手がチェックしたら、Cbetするか、無料でターンカードを狙うためにチェックバックするかの選択肢がある
もっとみる【翻訳】複数サイズの戦略が使われる意図を理解する【セオリー】GTOWブログ.119
複数のベットサイズを使ったソルバーのソリューションでは、サイズ間の混合が多くなり、サイズ決定の基礎となるヒューリスティクスが曖昧になることがよくある。どのハンドでもどちらのサイズでもベットできるのであれば、複数のサイズを使う意味はあるのだろうか?実際のゲームの場面で、与えられたハンドでどちらのサイズを使うのか、どうやって選択すれば良いのだろうか?
そこでソルバーが役に立つ。出力されたソリューショ
【翻訳】リバーのプレイを洗練させる:相手がチェックレイズをしない場合【エクスプロイト、MTT】GTOWブログ.118
IPでプレイする場合とOOPでプレイする場合の戦略上の大きな違いの一つは、リバーでのベット頻度とサイズである。OOPプレイヤーのソルバー戦略は、ベットする場合、ポットの10%程度の小さなベットを、広いレンジでベットすることが多い。IPプレイヤーの場合、大きなベットとチェックがミックスするのが一般的で、ソルバーは小さなベットにはほとんど興味を示さない。
これはIPでベットするとアクションが再開され
【翻訳】3ベットポットのターンバレルについて【セオリー、MTT】GTOWブログ.117
GTO Wizardブログには、この記事の前提になる2つの記事がある: 「Principles of Turn Strategy」と「How to Analyze Turn Textures in Poker」である。
もし既に読んでいて、簡単な復習が必要なだけであれば、重要な概念だけを以下に示す:
ハンドの価値はフロップよりもターンの方がより明確に定義され、より明確なインセンティブを持ち、よ
【翻訳】プロテクションについての正しい考え方【セオリー】GTOWブログ.116
Paul the Protectorが200bb持ちのキャッシュゲームで、SBからA♠A♣をオープンしたとしよう。BBがコールし、フロップは8♥6♦4♥である。彼はここで75%ポットのCbetをしたくなるかもしれない。ベットすることで「ウェットボードでフラッシュドローにプレッシャーをかけ」、「ストレートドローからハンドをプロテクトする」ことが出来るからである。彼のハンドはこれらのドローハンドをブロ
もっとみる【翻訳】ボードカバレッジの重要性【セオリー】GTOWブログ.115
AIアップグレードが発表されたGTO Wizardの最初のパブリックバージョンは、すでにいくつかの便利な機能を備えている。特に、この製品は、ポーカーにおけるボードカバレッジの重要性を教えてくれると思う。これまでGTO Wizardで見てきたポストフロップのレンジはすべて、ボードカバレッジを念頭に置いて設計されている。
ボードカバレッジとは、オープニング、ディフェンス、3betに関わらず、どのレンジ
【翻訳】ブラフをしてこない相手へのアジャスト【エクスプロイト、MTT】GTOWブログ.114
「あいつはいつも何かを持っている!」とは、ポーカーでよく使われる、半ば冗談のような表現であるり、あるタイプのプレイヤーが決してブラフしない傾向がある事を説明する時に使われる。これは、一見パッシブに見えるプレイヤーが、普段のキャラクターにそぐわないアグレッシブなプレイをしたときに使われる。
新しいノードロック機能のおかげで、あるプレイヤーがアグレッシブなプレイをしたときに、本当に『常に何かを持って
【翻訳】フロップでエクスプロイトした後のストリートのアジャスト【エクスプロイト、MTT】GTOWブログ.113
対戦相手をうまくエクスプロイトする秘訣は、いつ『止めるべきか』を知ることだ。これは、対戦相手が気づいてプレイを調整する前にどれだけ頻繁に同じ戦略を使えるか、ということではない。これも重要な考慮事項ではあるが、今回の記事で言及するのは別の事である。ここでは、アーリーストリートでの仮定や調整が、後のストリートのプレイに影響することについての理解を深めていこう。
例えば、相手があまりに頻繁にフォールド
【翻訳】パッシブなプレイヤーに対するIPからのCbet戦略【エクスプロイト、MTT】GTOWブログ.112
プリフロップレイザーはBBコーラーよりもレンジで大きなアドバンテージがあるため、ほとんどのフロップを高い頻度で、通常は小さなサイズで、エクスプロイトされる事なくCbetすることができる。
しかし、例外もある。いくつかのシナリオでは、プリフロップレイサーの均衡戦略は、フロップで自分のレンジの半分以上をチェックすることになる。これは、たとえプリフロップレイザーがBBよりもフロップでかなり多くのエクイ
【翻訳】ICMプリフロップレンジに対するCbet戦略【ICM、MTT】GTOWブログ.111
あなたはマルチテーブルのトーナメントでアーリーポジション(EP)からレイズし、BBがコールした。有効スタックは25bbで平均的なチップ量である。対戦相手やフロップについての詳細な情報が無くても、BBはほぼ間違いなくあなたにチェックするべきである。あなたは通常スモールベット(ポットの25%程度)し、BBはそのようなスモールベットに対して予想出来る以上のハンドをフォールドするはずである。
これはすべ
【翻訳】ブラフキャッチの極意【セオリー】GTOWブログ.110
ブラフキャッチとは、相手がブラフである場合にのみ勝てると予想される控えめなハンドでベットをコールすることであるが、ほとんどの状況では大きな利益の源泉とはならない。多くの場合、うまく構築されたベッティングレンジに対しては、ほぼ損益分岐点であり、利益が出る場合でも、わずかな差しかない傾向がある。
NLHEやPLOのようなビッグベットポーカーゲームにおける戦略の多くは、そもそもブラフキャッチャーでコー
【翻訳】IPからのCbet過多へ対するエクスプロイト【エクスプロイト、MTT】GTOWブログ.109
フロップによっては、プリフロップレイザーがあまり頻繁にCbetをすることは不可能である。エクスプロイト不可能な、ソルバーが認めた戦略は、すでにレンジ全体でベットすることが推奨されている。他のケースのフロップでも、レンジ全部でベットすることに簡略化しても、大きくエクスプロイトされることはない(ただし、ブラインドが適切なアグレッションで対応することはより重要になる)。
しかし、レイザー側があまり有利
【翻訳】リンプは強いプレイなのか?【エクスプロイト、セオリー】GTOWブログ.108
過去の私たちのDiscordの投稿で、メンバーの一人が、リンプ戦略を実装する利点は、その対応策を知るプレイヤーがあまりにも少ないことだと指摘した。一方で欠点は、適切な実装方法を誰も知らないことだ。これはエクスプロイトの観点からは深いトピックではあるが、この記事ではカスタムソリューションに基づく「リンプファーストイン(LFI)」戦略への対応方法を紹介する。
GTO Wizardはプリフロップでいつ
【翻訳】OOPからのCbet過多へ対するエクスプロイト【エクスプロイト、MTT】GTOWブログ.107
プリフロップでレイズをしてきてCbetを多用しすぎるプレイヤーは常にエクスプロイトの対象となりうるが、そのミスから利益を得る絶好のチャンスは、彼らがアウトオブポジション(OOP)にいる時である。OOPからプリフロップのコールドコーラーに対してフロップでCbetしすぎる事はやりすぎになりやすく、その代償も高くなる。もしあなたがインポジション(IP)のコーラーなら、このミスを最大限にエクスプロイトする
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