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犬と散歩して思うこと・地域コミュニティー

今の犬が我が家に来てから、1年と10ヵ月ほどになります。動物管理センターから来た保護犬で雑種ですが、かけがえのない我が家の一員です。かわいいんです。

この子は必ず外でトイレをするようにしつけられていたらしく、毎日の散歩が必要になります。

散歩をすると色々な人と出会います。散歩している方、ウォーキングしている方、庭仕事をしている方、通学中、通勤中、買い物中、赤ちゃん連れの方、車の中からにこにこ見てくださる方もおられます。幼稚園児に保育園児。ベビーカーに乗ってる子や小学生、中学生、高校生、大学生に大学院生。社会人、普通のおじさん、おばさん、おとうさん、おかあさん、おじいさん、おばあさん。

リアクションは声をかけてくださる方、微笑んでくださる方、様々です。家の中から出てきて撫でてくださる方、路上で会って家の中に戻って家族を呼んで可愛がってくださる方など不思議なことを体験しています。もちろん無視する方は多く、睨みつける方もいないわけではありません。

睨みつけるような方でなければ、自分は「おはようございます」とか「こんにちは」あいさつをします。

あいさつをする事は基本的に良いことだと思うのですが、脈絡無く挨拶をすると不審者扱いにされかねない最近の風潮です。それが、わんちゃんがいることで、ごく自然に挨拶をかわせる状況ができました。

挨拶から会話へ進む方もいます。同じ散歩コースでいつも会う方と会話が弾むことがあります。失われた地域コミュニティーを復活する事がイメージ出来ます。

当地は地方都市の一地域ですが、それなりに人も住んでいます。学生や転勤族も多く住む街です。散歩圏内でも数万人は住んでいることでしょう。それでも、話してみると学校の先輩だったり、後輩だったり、子ども同士が同級生であったり、40年以上前に亡くなった家族を個人的に知っている人であったり、不思議と思える出会いがたくさんあります。

現代社会は都市化で人々のつながりが切られていると言われます。地域のコミュニティが破壊され、地域住民同士の会話が無くなりました。自分も町内会行事には参加しない方ですから、コミュニティの破壊に寄与したひとりで有ることを自覚しています。

それが、神様が動物愛護センターから我が家に送ってくださった一匹のわんこ、その子の散歩を通して、地域コミュニティへの回復など新しいことをしてくださることを面白いと思っています。

これからも、この子を通して神様がどんなことをしてくださるのか楽しみです。

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