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#13男女共習 2年目に突入して

  私は去年から見ていただいている人も初見の人もいるかと思いますが、去年から男女共習を完全に体育の授業で実践しています。なぜ、中学生の体育の授業で男女共習を行っているかはこちら⇩

そして、3年間を通して成長を、と思っていたのですが、なかなか学校組織、思ったようにはいきません。今年も一年生の担当になり、この新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、去年とはまた違った形でのスタートとなりました。しかし、悪いことばかりではなく、いいこともあり、今年から我が校の体育は3学年完全男女共習の授業となりました。3学年が一律で男女共習になったのですが、3学年とも状況が全く異なります。


1年生⇨新型コロナウイルス感染拡大対策の体育しか経験したことがなく、班での活動もあまりできず、個人で取り組む授業の多い。プラス、男女別習を経験したことがない。

2年生⇨昨年度、男女共習を行い、男女共習2年目。昨年度は班、チームでの取り組みが多かった。

3年生⇨2年間、男女別習。今年から男女共習。昨年の1年生を男女共習でともに教えていた教員とペアで指導中。


まずは1年生から。

男女が一緒に体育をすることに子どもたちの違和感はない。ただ、班活動、チーム活動があまりないので、メリットが思ったより出ていない様子だが、器械運動で班活動をした時には、びっくりするくらい教えあいをしていたので、男女共習のメリットもそうだが、班活動に飢えているのかなとすごく感じました。とはいえ、班活動といっても、従来の話し合いや教えあいの形式を取れないので、本来の活動ができればもっと交流が増えるではと来年以降に期待したいです。そろそろダンスを履修するのでそこでいろいろな変化をみたいです。

次に2年生。担当しているわけではないので断片的だが、学年の雰囲気もあるが、男女での共習に違和感なし。続けるとここまで気にせずできるのかと驚き。この集団が素晴らしいのか、続けるとそうなるのかは来年気になるところです。

で、3年生。やはり違和感ありあり。特に女子は気にしている様子。ただ、共習でやるメリットはその中でも感じられ、共同学習、班活動は多様な意見が出来たり、天井効果が打破されたりと、否定的な生徒がいたとしても効果は一定あったと感じました。もし、男女別習だったら、また別のメリットがあったかもしれないけれど、共習による大きなデメリットはなかったように感じています。教員から見たメリットは、T1とT2に分けて指導するので、一貫した指導、補助を受けながら指導できる、リアルタイムで相談しながら指導を展開できるといった点、生徒から見たメリットは多様な能力の生徒がいる中で共同活動、班活動が展開できた点だと感じています。もちろんデメリットがないわけではありません。人の目が気になったり、思ったように活動できない、はっちゃけられないなどなど。このこたちが1年生から共習なら・・。どうなっていたか興味がありますが・・。


世間の情勢が変わったり、学校事情が変わったりでなかなか定点観測ができないのでなんとも言えない検証ですが、可能な限り続けていきたいなと思う男女共習。来年度から学習指導要領が変わり、原則男女共習になる中で各校でどんな実践になるのか・・。

いろんな人の体験談が聞けて交流できたらと思います。気になったからはコメントよろしくお願いします!




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