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【読書メモ】#29『無理の構造』by細谷功

🏁結論🏁
理不尽なのは「世の中」なのではなくて、「人間の頭の中で」である。
それは、「対称性の錯覚」により同等でないものを同等だと思い込んでいることが原因。


📌ポイント📌
① 物理的非対象性(不可逆的劣化)
・大企業病
⇒合理的な組織運営のためには内容よりも「形式」を重視し、階層や肩書きを確立し、文書作りを優先させるようになる

② 知的非対称性
・知識は増えることはあっても減ることはない。
・抽象化(パターン化)すると元には戻れなくなる。
・具体側から抽象側が見れない。
☆具体と抽象の非対称性!

③ 心理的非対称性
・厳しいものから楽なものへは自然に流れる。(逆は相当な覚悟が必要)
・生活レベルをあげると元に戻せない。
・刺激はどんどん強いものを欲していく。
☆人間心理にも不可逆性がある!自己中心的!!

④ 時間的非対称性
・不可逆性(時間がたつと元には戻れない)
・ストックの単調増加
⇒増やすのは簡単だが、減らすのは難しい。

⑤ 空間的非対称性
・自分と他人の非対称性。
・見えている・いないの非対称性。
☆自分が他人を見る目と、他人が自分を見る目は異なっている。


👀MyView👀
比べるべきでないものを比べたり、変えられないことに文句を言ったり、意外にしてしまっているなと思う箇所がたくさんあった。

「無理」の構造を理解することで、無駄に悩んだりして精神的にも時間的にも余計な労力を掛けずに済み、もっと楽に生きて行けるだろう。

折り曲げの法則についても、この本に記載されており、対称的に思える関係でも、実は紙一重であるということが多いことを知った。

成功の反対は何もしないこと。愛の反対は無関心。

結局行動することからでしか結果は生まれない。

今後も着手主義で頑張ろう👍

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