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空を見上げて~大きな喪失を経験して2か月が過ぎ

例年になく長く長く感じられた
自分の人生の中で最も壮絶だった激動の夏の終わりを迎えています

夕暮れの空を見上げて
ああ、やっと夏も終わったんだな
と、ようやく感じられるようになりました
この夏は空を見上げることすら
無かったように思います
ただただ日々が過ぎていくのを
じっと耐えるしかない毎日でした

大きく傷ついてえぐられるように
ズタズタに引き裂かれた心も
2か月の間に少しずつ埋まってきているようです
この2か月
人間として、あらゆる感情を経験しました
喜びも悲しみも人には言えない憎しみや恨みの感情も
反対にこれまで感じた事のないほどの周りへの感謝も
一気に押し寄せる大きな波のように
自分の意志とは関係なく
常に感情が揺り動かされてきました
いったい、この不安定な状態がいつまで続くのだろう・・・・
と先の見えない感情のうねりの中で
途方に暮れていました

それでも
自分を見失う事もなく
ひたすらやるべきことをこなしてきました
ただ、周りには大きな迷惑をかけたことも事実です
自分一人ではできないことだらけでした

でも、この種は終止符が打たれて
解放されるような気がしています
人を信じることができなくなるんじゃないか?
そんな不安もありましたが
その不安を上回るほどの信頼と力を周りの人から
もらうことができました

起こってしまったことは
受け入れています

本来不要だったものは降ろして
これからは自分にとって大切なものだけを
背負ってみようと思います
もう失くしてしまったと思っていた
本来自分が持っていたはずの愛情も人への信頼感も
自分の中には残っています

全てを失ったという喪失感でいっぱいの日々でしたが
何一つ失ってはいません

もう少し自分の歩いている道幅を広げて
大きく周りを見渡して
これからも生きていこうと思います

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