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ニュースつぶやき:「アマモから醤油!?マリンチャレンジプログラム 2023」

 海草のアマモから醤油を作る研究をする高校生がいる話。

 日本財団などが2017年から実施し、海・水環境に関わるあらゆる研究をする中高生を応援するプログラム「マリンチャレンジプログラム2023」(2024年2月18日開催)において、アマモから醤油を作る研究をしている高校生が、主催する日本財団賞に選ばれたとのこと。



 アマモとは、海草の1種。藻類ではなく種子植物で、海藻とは異なる生物ですわ。アマモの生育には清浄な水と底質、撹乱されていない浅海域が必要なため、海岸の指標生物となっています。他の小型生物の隠れ場所、産卵場所となり、また富栄養化の原因となる窒素やリンを吸収して水質浄化の面でも一役買っている可能性にも言及されておりますわ。




 近年では海岸線の埋め立てや護岸工事、水質汚濁などにより減少している地域も少なくなく、また船の通行や海水浴客の邪魔になるとされ、除去されることもあったというアマモですけれども、前述のように生命のゆりかごとして、そして最近ではブルーカーボンとしての性能の高さに着目され、各地でアマモ場の保全・再生が進行しています。




 今回の研究を行った岡山学芸館高校 医進サイエンスコースでは岡山県備前市日生町の漁師さんと協力してアマモの再生活動を行っています、とのこと。アマモの認知を高めるために「食」と組み合わせることで知名度アップを考えたそうですわ。

 先に申し上げたとおり、アマモは海藻ではなく海草、被子植物。その種を使えば、醤油づくりの技法が使えるということなのでしょう。できあがった醤油はほんのり海草風味だとか。

 海の恵み+発酵、ともに和食の得意とする分野です。いつか流通することになるのか、楽しみですわね!これからを担う若者の発想と情熱に乾杯ですわ!まだまだわたくしも負けませんわよ!ᕙ⁠(⁠@⁠°⁠▽⁠°⁠@⁠)⁠ᕗ



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