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ニュースつぶやき:「ネバーエンディング・ストーリー」の映像化権めぐり争奪戦」

 鼻詰まりなし、喉の痛みあり、倦怠感なし、関節痛なし、食欲あり、体温は37.0℃あり。免疫系!奮闘中ですわ!


 ごきげんいかがでしょうか、引き続きお嬢様月間のわたくしです。



 わたくしの崇拝する作家のひとり、ミヒャエル・エンデ先生。そのエンデ先生の代表作のひとつ「はてしない物語(ネバーエンディングストーリー)」は、たしか1984年に映画化されて、それでおおいに先生の不興を買ったと聞き及んでおります。



 わたくしが映画を観たのは原作を熟読した後だったので、原作の後半部分(たぶん作者的に最も読んでほしかった部分)をまるごと削ってしまったこの映画作品は、なるほど原作者の不興を買うだろうなとは思いました。しかしながら主題歌や劇伴音楽はとても優秀で、(現代から見れば)稚拙な特撮や視覚効果を補ってあまりあるものとして記憶しております。



ジョルジオ・モロダー作曲、リマール歌唱
「Never Ending Story」


クラウス・ドルディンガー作曲、
「Bastian's Happy flight」


 そんな「ネバーエンディングストーリー」が再映画化されるといいます。わたくしは、正直なところ、映画化は難しいのではないかと思いますわ。
 映像化する技術うんぬんではなく、原作をお読みになった方はおわかりいただけると思いますけれども、物語の後半部分が読んでいて辛いんですね。面白くないとかそういう次元の話ではなく、主人公のたどる道が……ネタバレは差し控えますけれど、とにかく読むのが辛いのです。しかも子供よりも大人になってからのほうがダメージを受ける、そんな心のえぐり方をしてくるものですから、映画化したときに二部作で作ると、これは温度差がひどいことになるだろうなと、予測できるのです。まあ、そのひたすらつらい描写を越えて読み進めたからこそ、あの結末に深く感動するわけなのですが……

 

 さて、アメリカとヨーロッパで争奪戦を繰り広げているそうですね。個人的には、やはりドイツのスタジオが受注して、あの暗く陰鬱なファンタジー世界で必ずしもハッピーエンドとは言えない物語を、ドイツらしく(偏見?)重厚感たっぷりに描いてほしいものですわ!あとなぜフッフールをファルコンと改名したのか!そこはわたくし許しませんわよ!





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