花園まほろば紀行:横浜公園 その②

画像1 横浜公園つづき。昼食を近くにあったレトロ感漂う良さげな喫茶店で摂ろうとするも、並んでいたので早々にあきらめた酎愛零は空き腹を抱えて公園に戻ってゆく……
画像2 お昼時にステキな喫茶店にするりと入れるわけがありませんでしたわね。また今度にいたしましょう(⁠;⁠^⁠ω⁠^⁠)
画像3 「ソルベット」。たしか、シャクヤクにも同じ名前の品種があったような。おなかの空いたわたくしにはバラ肉にしか見えませんわ
画像4 黒に近い紫、「クイーン オブ ナイト」。
画像5 ベルベットのような光沢のある紅色は「ミランダ」。ツヤのある花びらが八重のゴージャスさを引き立てます
画像6 オレンジの濃淡が美しいですわ〜。その名も「オレンジジュース」、ド直球ですわね
画像7 あっ、真っ赤なツツジ!小さいから、キリシマツツジかしら?チューリップとの競演が華やか!
画像8 この木の高さ……昔からある公園なのでしょうね
画像9 実は、背の高い樹木のあるお花畑ならではの楽しみ方があるのです(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)
画像10 それは、これ!木漏れ日による光の強弱ができるので、 いろいろな表情を楽しめますの!(⁠ʃ⁠ƪ⁠^⁠3⁠^⁠)
画像11 特に白い花は、どの光に焦点を当てるかによってホワイトバランスが変わってきますので、まるで発光しているような姿に撮ることも可能ですわ!
画像12 遠景を暗く、手前を明るくすることによって、花びらを透かした光をとらえることもできます
画像13 このひとつひとつに小さなお人形を入れて、藤城清治先生の作品みたいな影絵を撮ってみたいですわ〜
画像14 光の当たる所を、どのアングルから撮影するか──単純に順光か逆光かでも、表情は違ってきます
画像15 このあたりは、明確な正解はございませんでしょう……結局は、自分が最も美しいと思う画を切り取ることになるのですから、あとはそれを観る人の感性に重なるかどうかだと思いますの
画像16 「ホワイトフラッグ」。白い花弁に薄いピンクや紫の差し色が入ります
画像17 光沢あるピンクの八重、「フォックストロット」。由来はアメリカンソシアルダンスのあれですわね
画像18 黒、黃、赤のコントラストがくっきり。「アペルドーン」
画像19 「カローラ」。ピンクというよりマゼンタに近い色ですわ
画像20 ちなみに「カローラ」とはラテン語で「花の冠」の意。トヨタには他に「カムリ」「クラウン」など、冠を由来に持つ名前の車がありますわね。特別な思い入れでもあるのでしょうか……
画像21 まるでナデシコのような花弁の切れ込み、「ランバダ」
画像22 その1でもご紹介しましたね、「ブラック ヒーロー」です。「クイーン オブ ナイト」と並べて植えてみたいですわ〜(⁠ʃ⁠ƪ⁠^⁠3⁠^⁠)
画像23 明るいオレンジ色の「バレリーナ」。群舞ですわね!
画像24 さて、ばらと違ってそれほどチューリップには詳しくないわたくしがなぜこうもすらすらと種類を判別できるのかと申しますと……
画像25 その理由はここですわー!名前が全部書いてありましたー!✧⁠◝⁠(⁠⁰⁠▿⁠⁰⁠)⁠◜⁠✧
画像26 ここ横浜公園は、もとは遊郭の敷地だったそう。明治維新のさなか、大火によって焼失した関内の街に、英国人土木技師リチャード・ブラントンが公園と大通りを設計し、それが今日の横浜公園、そして日本大通りになっています
画像27 当初は在留外国人と邦人とが共同で使う目的であったため、「彼我公園」と呼ばれていたとのこと
画像28 その公園の、かつてクリケット場や体育館、武道館のあった場所に建てられたのが現在の横浜スタジアムです
画像29 横浜市中区の区の花は、チューリップ。市民の手によって植えられた10万本以上のチューリップは、春の訪れとともに、人々の目を楽しませ、心を癒やしています
画像30 歴史の残り香の中、暖かな光に包まれてチューリップ畑をたゆたうぜいたくな時間。素晴らしいところでした!また来年の春にお会いいたしましょう。それでは、ごきげんよう。

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酎 愛零(ちゅう あいれい)
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