Takahashi RIE

高橋里絵

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高橋里絵

マガジン

  • ハッピー・ママ91

    91歳になる母の、ハッピー・エピソード。

  • 介護は贈りもの

    母の介護を通して得た私の気づき、そして介護をしている皆様へ贈るエールです。

最近の記事

心で断食〜ハッピー・ママ

私は物事を難しく考えるタイプ、母はあまり考えないタイプだったと思います。本人は「私だって考えてるわよ」と言っていましたが。 ⭐︎⭐︎⭐︎ 我が家のお手洗いにあった日めくり。数秘学に基づいて日にちごとに、その日にすると良いことが書いてあった。 ある日、外出先からママに用事があって電話をしたとき、その日めくりに今日は何をすると良いと書いてあるかママに聞いた。 ママ 「プチ断食をする、って書いてあったわよ。」 私は朝食もお昼もしっかり食べてしまった後だったので「無理だわ」と言った。

    • 毛皮のコート〜ハッピー・ママ

      私が小学生5〜6年生の頃のこと。 お休みの日は母とよくデパートへ行った。母は洋服を見るのが大好きで、その日は洋服売り場を歩いているうちに毛皮コーナーに入り込んだ。 そこで店員さんがすかさず寄ってきて 「こちらお似合いになりますよ、 羽織ってみるだけでもいかがですか」 と毛皮のコートを勧めてきた。当時はフェイクの毛皮などはなく、毛皮はどれも何十万円もする高級品だった。だから私の周りには毛皮を持ってる人など誰もいなかった。 私は、こんな高級品を売りつけられたら大変なことになる

      • 新しい時代のマスク

        このマスクは本物だと感じています。 長年、ウェディングドレスを製作してきたルーチェ・クラッシカの光田みどりさんが製作したマスクです。 初めてこのマスクをつけたときに、その心地よさとフィット感に、思わず微笑みが溢れて、幸せいっぱいの気持ちになりました。 みどりさんは、 …立体裁断でのウェディングドレス製作は長い道のりで、時短やコスパとはかけ離れている世界。 だからこそ、手仕事独特の精神を込められるので、誇りを持って作成しています… と、語っています。 そのみどりさん

        • 老後〜ハッピー・ママ

          母が85歳の時でした。 母も私も、一番おいしいと思っている大好きなレストランでお食事。その週は2日続けての外食でした。食事中、ふとママが言った。 ママ 『毎日、外食でお金を使っちゃって、そろそろ老後のことを考えてお金を貯めなきゃ』 😮 老後?それって、85歳の人が言うかしら。30年くらい遅いと思って… リエ 『遅いんじゃないの?』 ママ 『そうかぁ、遅すぎるかぁ。』 リエ 『そうよ、遅すぎるわよ。』 ママ 『3年位前に考えなきゃいけなかったかしら?』 😲えっ?たった3年

        心で断食〜ハッピー・ママ

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        • ハッピー・ママ91
          4本
        • 介護は贈りもの
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        記事

          年をとれば…〜ハッピー・ママ

          ママいわく… 『年をとれば、とっただけ、 いいことがあるんだから、 慌てることはないわよ』 91歳になったママに言われると、 妙に説得力があると思う。 年をとればとっただけ、 いいことがあるなんて、楽しみだな。

          年をとれば…〜ハッピー・ママ

          人生はわからないもの

          35年以上も前に、余命半年と言われた母は、 91歳になりました。 当時、未成年だった私に代わって、お医者さんからの余命宣告を聞いてくれた叔母夫婦の方が、先に天国へ逝ってしまいました。 そんな番狂わせがあるとは、思いもしませんでした。人生は分からないものです。 毎朝、祖父母たちの写真に手を合わせている母。 「今日も、楽しく生きます。」 と言っているそうです。 人の人生はわからないものです。自分の人生もわからりません。明日どんないいことがあるかもわかりません。 戦時中は

          人生はわからないもの

          お母さんが看護師さんのキミへ。

          お母さんが看護師さんで、 ひとりでお留守番をしているキミへ 愛とありがとうの気持ちを送ります。 愛もありがとうの気持ちも、 カタチのない目には見えないものだから、時間も場所も飛びこえて、キミに届くはずです。 キミのお母さんが看護師さんで、 もし、キミが今、 ひとりぼっちでお留守番をしていて、 もし、寂しい思いをしているのなら、 私からの愛とありがとうを受け取ってほしくて、キミに手紙を書いています。 キミのお母さんは命を助けるために一生懸命、働いています。自分のことより

          お母さんが看護師さんのキミへ。

          イライラは「頑張りすぎ!」のサインです!

          イライラは「頑張りすぎ」のサインです! 母の介護が大変になってくると、私はよくイライラするようになりました。 会社から帰って、1分も休むことなく家事を始めます。自分のペースでできれば良いのですが、途中で母親に呼ばれて、何度も中断しなければなりません。 なかなかことが順調に進みません。私は疲れているのに、忙しく頑張っているのでイライラしてきます。 そして、頑張れば頑張るほど、イライラは大きくなっていきます。 イライラしたくないのに、イライラしてしまう。イライラすること

          イライラは「頑張りすぎ!」のサインです!

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          はじめまして。高橋里絵です。 ノートを始めることにしました。 その理由… 私は、母と二人暮らしで、母の介護を10年間してきました。 はじめのうちは面倒を見てあげている、介護してあげていると思っていました。 けれど、介護を通して泣いたり笑ったり、葛藤したり苦しんだりしているうちに、介護は神様が私にくれた贈りものかもしれないと思うようになりました。 なぜなら私は自分自身と徹底的に向き合わされたからです。 そして、介護が終わった今、介護は宇宙からの贈りものだったと確信して

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