見出し画像

ストレートで薬剤師になった勉強法【覚えない記憶術】樺沢紫苑著

「記憶術なんて、覚えてなんぼ」
そう思っていたので、
このタイトルに矛盾を感じました。


・記憶の索引と本体

薬局で働いていた時、
患者さんの薬の内容は覚えているのに
名前が思い出せないことがよく起こりました。

他の薬剤師も同じことを言ってました。
「えっと…○○と○○が出てる人…誰だっけ?」
嘘みたいな話ですが、こんな感じでした。

医師でも同じ現象が起こるのを知って驚きました。

患者さんの名前は記憶の索引、
薬や会話の内容は記憶の本体。
記憶の本体の方がより強く記憶が残ると実感しました。

・丸暗記禁止

元々丸暗記が苦手です。
理由がわからないと頭に入って来ません。
それでよかったと気づきました。

いろんな方から「よくそんなに薬の名前を覚えられますね」と言われます。

薬の名前の付け方には、法則があります。
薬の化学構造式から名付けられます。

商品名で書かれるとわかりませんが、
成分名から「この系統のお薬だろう」と
ある程度想定できます。
この方法を利用して、効率よく覚えました。

・ゴミ屋敷になってませんか

たくさんの情報に触れられたら
有益なイメージがありませんか。実は逆です。
インプットが多すぎて、アウトプットやフィードバックの時間がなくなります。

インプットばかりしていると、頭の中が整理されないので、脳内がゴミ屋敷に近くなるとのことです。

そうならないためにはインプットの量を減らして、
アウトプットやフィードバックの時間にあててはどうでしょうか。

・感想

大学時代の勉強法を思い出しました。
当時の試験勉強はこんな感じでした。

・睡眠時間は6〜7時間(徹夜無理)
・試験1ヶ月前から講義の復習を始める。
・出かける時は、授業プリントを持参。
・家から出るのが面倒なので、自宅で勉強。
・大学で勉強するのは、試験のある日だけ。
・外で勉強する時は、友人と一緒。

大学3年生までは
単位を落としたことがありませんでした。
その後、卒業試験※も国家試験も1回で合格しました。

※多くの薬学部は、卒業前に試験がある。受からないと卒業延期になり、国家試験を受けられない。卒業試験の方が難しかった。

睡眠時間を確保できていたこと、
理解学習を心がけていたこと、
毎日少しずつ勉強していたことが功を奏したでしょう。

大学や学部によっても違いますが、
毎年進級要件がありました。
必須になっている科目は少なかったものの、
必要な単位数を満たすためには、結局ほとんどの科目を取らないといけない状態でした。

当時の勉強法を思い出したら、
理にかなってると感じました。

今、もし後輩から勉強法を聞かれたら、
「これを読んで、1つ2つやってみて」と勧めます。

以上、ちえでした。
プロフィールはこちらです。
他のSNSはこちらです。


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?