2024.7.15西日本新聞に掲載されました。
「国家資格なんだから、それだけのお金がかかって当然でしょ」
結婚して、薬剤師免許証の手続きにうんざりした話を義母に話したら、こう返されました。
手間だけでなく、お金もかかるんですよね。
「男性や、結婚してない人がしなくて済む手間を
結婚したがために負わないといけないなんて、罰以外なんて言うの?」
新婚早々、そう思いました。
自分は今更仕方がないけど、
これから結婚を考えている人たちが
柔軟に選択できることを願います。
・投書文
・経団連が提言をした
西日本新聞は有料記事だったため、
類似している他社の記事をシェアします。
経団連にせっつかれて、
やっと重い腰を上げたのかと心底呆れています。
西日本新聞では、海外主張の際に、手続き上のトラブルの事例について触れていました。
先日、株主総会の資料が来たので目を通しました。
女性の役員で、戸籍上の名字が併記されている人が散見されます。
名前が変わると仕事上に支障が出るため、
旧姓を利用する人もいます。
何かプライベートなことを公表させられているように見えました。
・そもそも旧姓の通称制度が使えない職業もある
そもそも投書にも書いているように、薬剤師だけでなく、医師や看護師なども使えません。
免許証と戸籍上の名前を一致させないといけないからです。
旧姓併記にしても、書き換えがいるので、
手間は変わらないと感じました。
私のママ友で看護師の方がいます。
離婚歴があり、変更手続きが億劫なため
事実婚を選択したと聞きました。
「私みたいな人、珍しくないから」と
本人は笑いながら話していたけど、
大変な選択だったのが伺えました。
夫は上記の話を
「その程度の理由で籍入れないなんて」と
驚いていましたが、
「それだけ手間とお金がかかるし、名前が変わるって心理的な負担も大きいよ」と私は言いました。
事実婚は税制面の恩恵を受けられないので、
不利益が大きいです。
それでも選ぶのは、改姓に伴う負担がそれ以上に大きいからだと感じました。
・感想
ここしばらく、西日本新聞の投書欄に
夫婦別姓について触れている人が目立ちました。
60歳以上の男性が、「改姓の手間を男性も知るべき」と主張していたり、
50代女性が「自分の息子に、自分の姓を残してほしいと思うのは時代遅れ?」という投書が載っていたりしました。
関心が持たれているテーマだと感じました。
経団連は、政治に対して発言権が強いイメージがあるので、今後の動向が気になります。
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